今年で20周年を迎え、近年ますます人気が爆上がり中のサンリオの人気キャラ「クロミ」。ご存じの方も多いはずですが、最近になって著作権を巡る争いに巻き込まれているんです。
かつてテレビアニメ『おねがいマイメロディ』を制作したアニメ制作会社STUDIO COMET(スタジオコメット)が、サンリオに対し、著作権侵害訴訟を起こしました。これを受け、サンリオも声明を発表。契約などの証拠に基づき、「クロミ」はサンリオに帰属すると主張しています。現在も訴訟は係争中とのこと。

ことの発端は、「クロミ」誕生の経緯にあります。実は「クロミ」は、2005年放送のテレビアニメ『おねがいマイメロディ』に登場したキャラクター。STUDIO COMET側は、アニメ制作当時、アニメチームが「マイメロディ」と対立するキャラクターとして特別にデザインしたもので、それ以前にサンリオには存在しなかったと主張しています。しかし、その後クロミがサンリオのキャラクターとして展開される際、STUDIO COMETやアニメーターの名前が一切触れられなかったことに、サンリオのやり方に納得がいかないとしています。

そこで、STUDIO COMETは昨年6月、サンリオに対して著作権侵害訴訟を提起。「クロミ」は『おねがいマイメロディ』制作時に、同社のアニメーターである宮川知子氏がデザインしたキャラクターであり、STUDIO COMETに著作権が帰属すると主張しています。

しかし、最近になってサンリオが公式サイトで声明を発表。「クロミ」の著作権は、関連契約により同社に明確に帰属していると明言し、著作人格権についても適切に処理済みであると説明しています。また、STUDIO COMETの主張に対し、これまで誠意をもって協議を重ねてきたものの、相手方が同社の立場を受け入れなかったため、現在も訴訟が進行中であると述べています。
サンリオは長年にわたり、キャラクターおよび知的財産権の管理において、適切かつ合法的な態度で取り組んできたと強調。今後も司法手続きの中で、同社の立場を毅然と表明していくとしています。ファンや関係者の皆様にご迷惑とご心配をおかけしていることについて深くお詫びし、理解と支持を求めています。

当然ながら、現時点では双方ともに一歩も引かない構え。当時、アニメ制作時にキャラクターの著作人格権や著作権がどのように分配されていたのか、詳細は不明なままです。今後の展開に目が離せませんね…!
via: 日本三麗鷗官網