美味しいスイーツの定番「バームクーヘン」。その発祥地がどこか、皆さんはご存知でしょうか?諸説ありますが、一般的にはドイツで生まれたお菓子とされています。ドイツ語では「Baumkuchen」と呼ばれ、500年以上の歴史があるとも言われているんですよ。
しかし、あまりの人気ぶりから「バームクーヘン」は日本のお菓子と勘違いしている人も少なくないようです。お祝いの贈り物としてもすっかり定着していますよね。そんな中、駐日ドイツ大使館が館内で「バームクーヘン」を展示。その日本での独自の立ち位置についてSNSで発信し、多くの人々を驚かせています。

駐日ドイツ大使館の投稿によると、バームクーヘンは発祥地のドイツよりも日本での方が確固たる地位を築いているとのこと! 抹茶味はもちろん、味噌や醤油風味のものまで登場するなど、日本で独自の進化を遂げていると紹介。さらに、「日本に来て初めてバームクーヘンを食べた、というドイツ人の同僚もいるんですよ…」と、驚きの事実を明かしています。

発祥地であるにもかかわらず、多くのドイツ人が日本で初めて口にするというバームクーヘン。まさか大使館の展示ケースに飾られる日が来るとは…!
日本にバームクーヘンが伝わったのは、第一次世界大戦中のこと。ドイツ人の菓子職人カール・ユーハイム氏が、青島(チンタオ)での戦いの後、捕虜として神戸に移送された際に伝えたのが始まりとされています。その後、ブランド「ユーハイム(JUCHHEIM)」がその味を受け継ぎ、本格的なドイツ菓子を販売する店として、今なお贈答品の定番として広く知られています。

この事実に、ネットユーザーからは驚きの声が続出。「ドイツ発祥なのは知ってたけど、本国ではあまり食べられてないなんて!」「ドイツ人は毎日バームクーヘン食べてるんだと思ってた(笑)」といったコメントが寄せられています。

ドイツ大使館はさらに補足しており、本場ドイツの中でもザルツヴェーデル、ドレスデン、コトブスといった東部の都市がバームクーヘンの本場であり、他の地域では必ずしも馴染み深いお菓子ではないとのこと。これが「日本で初めて食べた」ドイツ人がいる理由のようです。

海外の文化を取り入れ、独自の魅力を加えて新たなものへと昇華させる……日本の得意技がこんなところでも発揮されていたとは驚きですね。本場ドイツも認める日本のバームクーヘン、その進化はまだまだ止まらなそうです!
via: togetter