今年登場が期待されるNintendo Switch 2ですが、そのJoy-Conには「ホール効果」アナログスティックが採用されないことが、任天堂によって明らかにされました。この技術は、多くのプレイヤーを悩ませてきた「ドリフト問題」を根本的に解決できると期待されていましたが、任天堂は、同技術を採用せずとも、新しいスティックはより高い耐久性と優れた操作性を実現していると説明しています。

ホール効果スティックは、アメリカの物理学者エドウィン・ホールにちなんで名付けられた技術で、磁力を用いてスティックの位置を正確に検出するため、物理的な摩耗によるドリフト現象が原理的に発生しにくいという特徴があります。初代Nintendo Switchの発売以来、このドリフト問題は多くのユーザーを悩ませ、複数の集団訴訟にまで発展しました。昨年、アメリカの裁判所が訴えの一部を棄却したものの、任天堂はヨーロッパとイギリスで、保証期間が過ぎたJoy-Conであっても無償で修理対応を行うと約束しています。
Switch 2のJoy-Con設計に関する疑問に対し、任天堂の製品開発・パブリッシング担当シニアバイスプレジデントであるネイト・ビルドルフ氏は、海外メディア『Nintendo Life』のインタビューで、新しいJoy-Conは「ゼロから設計した」もので、ホール効果技術は使っていないものの「本当に素晴らしい感触」だと語りました。さらに同氏は、個人的には新しいProコントローラーの方が好みだと付け加え、その握り心地はかつての「ゲームキューブコントローラーのクラシックな感触を思い起こさせる」と表現。また、そのスティックは「これまで使った中で最も静かなものの1つ」であると絶賛しています。

業界で注目が高まるホール効果技術の採用は見送られたものの、任天堂はSwitch 2の新しいスティックがより高い耐久性を備え、前世代機の長年の問題を改善するものであると強調しています。とはいえ、Joy-Conの長期的な信頼性に対するプレイヤーの不安が完全に払拭されるかどうかは、今後の評価を待つことになりそうです。