
Nintendo Switch 2の発表で、ゲームの販売方法をめぐる議論が白熱しています。最新の報道によると、日本で発売されるサードパーティ製のパッケージ版ソフトのほとんどが、ゲームそのものではなく「ダウンロード番号」が封入された形式になるというのです。この流れは海外でも同様のようです。
海外ゲームメディア『Gematsu』の報道によれば、日本でSwitch 2の予約が開始された際、明らかになったサードパーティ製ソフトはすべてが「ゲームカード(ダウンロード番号)」での販売だったとのこと。これはつまり、パッケージの中に入っているカードにはゲームデータが含まれておらず、ゲームをダウンロードするための番号が記載されているだけ、というわけです。


プレイヤーはゲームカードを本体に挿入した後、インターネット経由でゲーム本編を丸ごとダウンロードする必要があります。この方式は、任天堂が以前から示唆していた「一部のSwitch 2用ゲームカードには、ゲームデータそのものではなく、ダウンロード用のキーが含まれる」という方針と一致しています。
日本市場では、ほとんどすべてのサードパーティ製ソフトがこの形式を採用する模様です。例えばセガが発売する『ソニック × シャドウ ジェネレーションズ』もダウンロード番号形式での販売となり、この動きは日本だけでなく、海外市場でもほぼ同じ状況とのことです。
もちろん、すべてのソフトがそうなるわけではなく、一部例外も存在します。『サイバーパンク2077』をはじめ、『DAEMON X MACHINA TITANIC SCION』、『龍の国 ルーンファクトリー』、そして『伊達鍵は眠らない - From AI: ソムニウムファイル アイボゥエディション』といったタイトルは、ゲームカードにゲームデータが収録された、従来のパッケージ版として発売される予定です。
任天堂はSwitch 2の発表時に、新しいゲームカードの仕様について「一部のゲームはデータを収録せず、ダウンロードキーのみを提供する形になる」と明言していました。公式の説明では、従来のゲームカードにはゲーム本編とアップデートデータが含まれる一方、ダウンロード番号が封入されたカードの場合は、プレイヤーが自らネットワーク経由でダウンロードする必要がある、としています。

もちろん、この変化は多くの議論を呼んでいます。Niko Partnersの調査ディレクターであるDaniel Ahmad氏は、Switch 2の発売直後にはプレイヤーが一斉にゲームをダウンロードするため、任天堂のデジタルプラットフォームに大きな負荷がかかるだろうと指摘。また、ゲームの大容量化に伴いゲームカードの製造コストも上昇するため、パブリッシャー側としてはダウンロード販売や、データを収録しない安価なカードを選択する方が利益を上げやすい、という事情もあるようです。
『The Game Business』の編集長Christopher Dring氏は、このダウンロード番号入りパッケージを「クリスマスプレゼント用の空箱」に例え、パッケージメディアの衰退はもはや避けられない流れだと述べています。製造コストの上昇、パッケージ版への需要減少、そしてサステナビリティへの配慮といった要因から、今後のゲーム市場はますますダウンロード販売が主流になっていくと予測しています。
とはいえ、Switch 2は予約開始直後から瞬く間に完売するなど、次世代機への期待の高さは揺るぎません。ゲームの届け方が変わることで、これからのゲーム市場はさらに大きな変化を迎えることになりそうです。我々プレイヤーも、このデジタル化の波に乗りこなしていく必要がありそうですね。