ゴールデンウィーク序盤、神奈川県の第三京浜高速道路に柴犬が迷い込み、驚きと感動の「追跡劇」が繰り広げられました。事件が起きたのは4月29日の午前11時ごろ、川崎市高津区、多摩川近くの玉川料金所付近。警察には「本線上に犬が走っている」との110番通報が入り、すぐさま高速隊が出動しました。

目撃者によると、その柴犬は首輪はつけていたものの、リードや鑑札はなく、迷子になったとみられ、飼い主は不明でした。高速道路上を右往左往するワンコに、走行中の車は驚きを隠せず、多くのドライバーが自発的に車を停めて協力を開始。まさに路上で即席の「捕獲大作戦」が繰り広げられました。
当時、バンドのライブで静岡に向かっていた会社員の尾身駿介さんもこの光景を目撃。「電光掲示板に『動物侵入注意』と出ていて、てっきり野生動物かと思ったら、まさかの柴犬がテクテク歩いてて、もう『癒やし』でしかなかったですね」と語っています。

捕獲に協力した人によると、ワンコは体に葉っぱをたくさんつけており、河川敷から迷い込んだ可能性が高いとのこと。警察によると、興奮状態にあったワンコは、なんと、なだめようとした警察官に噛みつく一幕も! 最終的には5、6人がかりで囲い込み、通報から約20分後、ついに柴犬は「現行犯逮捕」! ヘルメットをかぶった高速隊員に抱きかかえられ、都筑警察署に保護されました。
一部通行止めとなり、足止めを食らったドライバーもいましたが、現場は終始、和やかなムードと笑い声に包まれていたそうです。ある通行人は「みんな『しょうがないね』って感じで、むしろちょっと感動しました」と語っています。
神奈川県警は現在、この柴犬の飼い主を捜しています。飼い主さんには、お散歩の際はリードと鑑札をしっかりつけて、二度とこんなハプニングが起きないように注意喚起しています。