(画像:マーベル・スタジオ)
『サンダーボルツ*』が公開された後、多くの観客が最も衝撃を受けたのは、オルガ・キュリレンコ(タスクマスター役)が、登場してわずか数分で退場してしまったことだろう。観客が驚いたのは、彼女が死んだこと自体よりも、その退場の速さだった。本作のジェイク・シュライアー監督は、以前のインタビューで、この展開は予期せぬ驚きを与えるためだと説明していたが、先日『エンターテインメント・ウィークリー』の別のインタビューで、シュライアー監督はタスクマスターが当初は生き残る予定だったことを明かした。

(画像:マーベル・スタジオ)
シュライアー監督は、2023年の俳優組合のストライキが始まる前は、タスクマスターは脚本で死なないことになっていたと振り返る。しかし、ストライキ終了後、彼らは物語全体を見直し、「この映画は少し血生臭さが足りないように感じた」という結論に至ったという。
シュライアー監督は語る。「そうすると決めてからは、様々なバージョンを検討し、非常に慎重に考えました。オルガは素晴らしい女優なので、このチームにもっと長くいてくれたら良かったのですが、もし彼女の死が後半に起きていたら、ストーリーに与える影響はもっと大きくなり、映画のトーンのバランスを取るのが難しくなっていたでしょう。それは、私たちが本当に構築したかった主軸とは異なる、より感傷的な物語のスペースを占めてしまうことになります。しかし、私たちの物語のスペースは小さく、それを両立させることはできませんでした。エレーナとボブの繋がりこそが核心なのです。ですから、私たちのトーンを維持し、このチームをスムーズに結成させるためには、この出来事をできるだけ早く起こすのが最も理想的だと感じました。それが、少し冷酷であることは確かですが」
(画像:マーベル・スタジオ)
シュライアー監督はまた、タスクマスターの死を通じて、これらの超人たちが決して不死身ではないことを観客に思い起こさせることは、決して悪いことではないと指摘した。さらに、彼女の死は、タスクマスターの生い立ちを知るブラック・ウィドウことエレーナ・ベロワに、自分たちのような人間が他人に翻弄され、いつ死ぬかわからない運命にあることを嘆かせるきっかけにもなったという。シュライアー監督は、マーベル・スタジオの社長であるケヴィン・ファイギもこのアイデアを聞いた際、全く反対せず、むしろ強く支持してくれたと付け加えた。
via: Entertainment Weekly