ネットで話題!「農業高校の農産物ってなんで安いの?」→ 人件費ゼロ!生徒たちの血と汗の結晶だった

先日、X(旧Twitter)でとある投稿が話題になりました。それは、農業高校で販売されている農産物が、なぜかいつも市価より安いという内容で、「もしかして品質が悪いんじゃ……?」なんて疑いの声も上がるほど。その安さの理由に、多くの人が首をかしげていたんです。

そんな疑問を一言でスパッと解決してくれたのが、とあるXユーザーの投稿でした。その答えは「人件費が計上されていないから」。シンプルながらも、農業高校生のリアルな苦労を浮き彫りにする内容だったんです。この話題は、農業を学ぶ学生たちの知られざる努力に思いを馳せるきっかけとなりました。

元の投稿主であるゴルさん(@gorumo85no3)は、ご自身も牛の畜産業を営む方。そんなゴルさんの元には、「なぜ農業高校の農産物ってあんなに安いの?」「もしかして品質が悪いんじゃ?」といった質問がよく寄せられるそうです。それに対し、ゴルさんはズバリ「価格に人件費が入ってないから」と回答。つまり、生徒たちが授業の一環として育てているため、給料が発生しない分、コストを大幅に抑えられるというわけ。そりゃ安くなるわ!って納得ですよね。

この回答には、多くのネット民が共感の声を上げました。「料理学校の学食が安いのも、学生がタダ働きしてるからだよね」といった声や、「学生が無料の労働力ってことか!」と納得する人も。中には「農業高校に人権はない」と自虐的なコメントも飛び出していました。

さらに興味深いのは、多くのユーザーが、漫画『[[銀之匙]]』や『[[もやしもん]]』を挙げていたこと。これらの作品では、農業学校の学生たちの苦労やリアルな日常がすでに描かれており、まさに「予習教材」として機能していたようです。

卒業生からは、さらに生々しい体験談も寄せられました。「栽培するだけでなく、無給で住宅街に売りに行かされたり、売れ残った野菜は自腹で買って帰ったり……」という声や、「実習関連の学費を払っているのに、実質タダ働きどころか、むしろお金を払って労働しているようなものだ」という衝撃の告白も。

給料は出ないものの、その品質はプロの農家にも引けを取らないと評判です。というのも、これらの農産物は学生たちが実習課題として、愛情込めて手塩にかけて育てたものばかりだから。「教育目的だからこそ、品質にはとことんこだわっている」と力説する声も多数。また、学校が土地や光熱費、資材費などを負担しているため、その分価格を抑えられるという側面もあるようです。

しかし、公立学校は営利目的ではないため、販売で得た収益は、翌学期の肥料や種苗、燃料などの栽培コストに充てられるのが一般的。そのため、学生が販売利益から直接的な報酬を得ることは、ほぼないとのこと。あるユーザーは「これ、バイトじゃなくて、学費払って無料労働してるだけじゃん!」と自虐気味にコメントしていました。

「自分たちが育てた野菜が売れても、そのお金は来年の肥料や燃料代に消えるだけ……」と嘆く声も。まるで高校の吹奏楽部の演奏会チケットと同じで、入場料は会場費に充てられるだけで、部員には一銭も入らないのと同じ構造ですね。さらに、あまりにも安すぎる価格設定が「クレーマー」を呼び寄せ、現場で学生と口論になる客までいたという悲しい報告も寄せられました。

多くのネット民が、これらの「学生手作り」農産物について感慨を漏らしています。安くて美味しい農産物を手に入れられるのは嬉しいけれど、その裏には、教育現場のリアルな厳しさや、学生たちの知られざる苦労があることを改めて認識させられました。『[[銀之匙]]』で、農業高校の卒業が「奴隷解放」とまで言われるのも納得ですね。

via: togetter