ゲームクリエイターの小島秀夫監督が、最新のインタビューで『DEATH STRANDING 3』(デス・ストランディング3)の構想がすでにあることを明かしました。しかし、もしこの作品が実現するとしても、自身が監督を務めることはないだろうと語っています。

小島監督は、待望の続編『DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH』のほかにも、Xbox向けの新作『OD』、未発表のPlayStation向けアクション・エスピオナージゲーム、さらに実写映画版『DEATH STRANDING』の開発も手がけており、超多忙な日々を送っています。
そのため、『DEATH STRANDING』の世界観にはまだ広げる余地があると感じつつも、自身で続編を作り続けるつもりはないと述べています。
小島監督は海外メディア『VGC』のインタビューで、『DEATH STRANDING 2』で導入される「プレートゲート」という概念が、今後のシリーズ展開の鍵になると指摘。「この概念を使えば、いくらでも続編を作れるんです。まあ、そんなつもりはないですけど(笑)。でも、3作目の構想はすでにあって、これは僕がやらなくても、他の誰かに任せられるかもしれない」と語りました。
さらに小島監督は、新型コロナウイルスのパンデミックを経て、『DEATH STRANDING 2』のテーマを大きく変更したことについても語りました。前作では「繋がり(ストランド)」の重要性が描かれ、孤立と分断に直面する世界がテーマでしたが、コロナ禍を経験し、オンラインでの繋がりに依存しすぎた結果、人々が物理的な接触を失っていく様子を目の当たりにしたといいます。

「パンデミックの間、スタジオには一度も直接会ったことのない同僚がいましたし、コンサートもオンライン配信に取って代わられました。仕方のない変化だと理解はしていても、これが我々の望む未来なのだろうかと疑問に思うようになったんです」と、当時の心境を振り返ります。
この思索が、脚本を書き直し、「繋がり」の本質とその代償を改めて問うきっかけになったそうです。また、続編のロゴデザインにも仕掛けがあることを明かしました。前作では繋がりを象徴する線が下から上へと伸びていましたが、今作では上から下へと向かっており、テーマの反転を示唆しているとのこと。作中のキャラクターや出来事にも、この「繋がり」に対する問いかけが散りばめられており、プレイヤー自身が体験するのを待っていると付け加えました。
『DEATH STRANDING 3』の構想はすでに存在するものの、小島監督が本当にそのバトンを誰かに渡すことになるのかは、まだわかりません。しかし、確かなのは、来る『DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH』では、人類の繋がりと断絶という矛盾した関係性が、より深い視点から描かれるということです。
via: VGC