「ロリィタ服はコスプレじゃない!」『ベルサイユのばら』コラボカフェで入店拒否騒動勃発、ドレスコード巡り物議

東京で開催中の、あの不朽の名作少女漫画『ベルサイユのばら』をテーマにしたコラボカフェで、先日X(旧Twitter)を巻き込む大騒動が勃発しました。

発端は、Xユーザーのゆうひさん(@PONNU883)の投稿。なんと、普段から愛用しているロリィタファッションで来店したところ、「コスプレ禁止」を理由に入店を拒否されたというのです。この一件がX上で瞬く間に拡散され、お店のドレスコードの基準が曖昧すぎるとの批判が殺到。「ロリィタって、そもそもコスプレなの?」という根本的な疑問まで飛び交う事態となっています。

ゆうひさんによると、ご自身は『ベルサイユのばら』の大ファンで、普段からロリィタ服を着てお出かけしているとのこと。予約して来店した際、店員さんからいきなり「それコスプレですよね?コスプレのお客様はご遠慮いただいています。普段着じゃないですよね?お着替えいただけないと入れません」と言われたそうです。必死に利用規約を探したものの、公式サイトにもチケット購入時の案内にも見当たらず、ようやく見つけたのはXにひっそり投稿された画像一枚だけだったとか……。しかも、入店を拒否されたにも関わらず、返金対応については一切触れられなかったと、その対応にも不満を漏らしています。

ゆうひさんは、着用していたのは全て国内のロリィタブランドの実店舗で購入した服であり、特定のキャラクターのコスプレではないと強調。作品の世界観に合わせた「バウンドコーデ」ではあるものの、あくまで日常のおしゃれの範疇だと主張しています。お店のルールが不明瞭な上に、入店拒否された際の返金対応もしてもらえず、「ただ好きな服を着て出かけただけなのに、それもダメなの……?」と困惑を隠せない様子です。

この投稿に対し、多くのユーザーから「ロリィタはコスプレじゃない!」「『ロリィタ、コスプレ共に禁止』と明記すべき」「ロリィタブランドを扱う百貨店内の店舗なのに、ロリィタ服で入れないのはおかしい」といった共感や擁護の声が相次ぎました。

中には、「もしドレスコードがあるなら、チケット購入ページや公式サイトなど、もっと分かりやすい場所に明記すべきだ」「同じロリィタ服でも、入店できた人とできなかった人がいるのは、店員の気分次第ってこと?」と、お店の運営体制に疑問を投げかける意見も。

▼ ちなみに、お店のドレスコードに関する告知は、1年以上前のXの投稿で、しかもピン留めされておらず、公式サイトにも掲載されていなかったとのこと。

今回の件は、ファッションとコスプレの境界線についても議論を巻き起こしました。「もしかしたら、ゆうひさんや同行者のメイク、ウィッグ、アクセサリーが派手すぎて、コスプレと誤解されたのでは?」という推測も。また、「つけまつげや濃いメイク、ウィッグといった要素はコスプレでもロリィタファッションでもよく使われるから、明確な線引きは難しいよね」といった声も上がっています。

実際に、比較的控えめなロリィタファッションで入店できたという報告もあり、お店の判断基準が統一されていない可能性も浮上。「黒いロリィタはダメで、ピンクならOKとか、色で判断してるの?」と、その曖昧さに疑問符がつけられています。

▼ こちらは無事入店できたケース。

今のところ、当該コラボカフェからはこの件に関する公式なコメントは発表されていません。今回の騒動は、日本のファッション業界関係者や多くのネットユーザーの注目を集めており、「これはどちらが悪いという話ではなく、主催側の運営に改善の余地が大いにある」といった意見も聞かれます。

当事者のゆうひさんは、「『ベルサイユのばら』という作品自体に悪いイメージを持ってほしくない。ただ、自分の好きなファッションスタイルが差別されることなく、もっと多くの人にロリィタ文化を知ってもらいたい」と語っています。


via: togetter