ロックスター・ゲームスの元プロデューサーが開発を主導する新作サードパーソン・ナラティブゲーム『MindsEye』が、来月の正式リリースを予定していたものの、最近のプレビュー試遊で大失敗に終わった。コミュニティやメディアからの初期評価はほぼ全面的に否定的で、テスターの中にはゲームが「まったく準備できていない」とまで言い切る者もいた。

『MindsEye』は、その開発チームに元ロックスターの開発者が多数含まれていることから、『グランド・セフト・オート』の精神を受け継ぐ可能性を秘めた期待の新作と見なされていた。しかし、ネット上のレビューやテスターのまとめによると、本作は現在、あらゆる種類のバグに満ちており、全体的な体験は混乱を極めているという。発売日パッチが予定されているものの、現在のエラーの数は修正能力をはるかに超えているとのことだ。
もう一つの大きな問題は、ゲームのコアとなるゲームプレイの品質不足だ。敵AIは動きが鈍く、反応も遅いため、シューティングが主体のゲームでありながら挑戦性に欠ける。また、重要な要素であるドライビングシステムは「硬く不自然」と評されており、追跡シーンに緊張感がなく、全体的な体験は期待をはるかに下回っている。

公式は『MindsEye』をリニアなナラティブゲームと位置づけているものの、そのデザインには「偽オープンワールド」のような錯乱した感覚があるという。複数の試遊者は、この曖昧な方向性がゲームの立ち位置をぎこちなく、不調和なものにしていると指摘している。
さらに、本作はマーケティング面でも力不足が目立つ。現状、十分なゲームプレイ映像が公開されておらず、印象的な予告編もほとんどない。「元ロックスターチーム」という開発チームの名前がなければ、多くのプレイヤーが本作の存在すら知らなかっただろう。

各方面からの意見を総合すると、多くの批評家やテスタープレイヤーは、本作が「未完成のまま拙速にリリースされる」失敗作とならないよう、公式に発売延期を求めている。予定されている発売まであと数週間しかないが、公式がこの提言を聞き入れるかどうかは、まだ注目されるところだ。
via: Tech4Gamers