「課金代行」利用でセガ、スクエニのゲーム内通貨を詐取か プレイヤー12人が詐欺容疑で逮捕・送検

スマホゲームやブラウザゲームをプレイしている方なら、「課金代行サービス」という言葉を一度は耳にしたことがあるかもしれません。これは、現実のお金で第三者にゲーム内アイテムや通貨の購入を代行してもらうサービスですが、その裏では悪質な詐欺行為も横行しています。

そんな中、警視庁は7月2日、セガおよびスクウェア・エニックスが運営するオンラインゲームにおいて、「課金代行」を利用してゲーム内通貨を不正にだまし取ったとして、男女12人のプレイヤーを逮捕・書類送検したと発表しました。被害額の大きさもさることながら、サービスを利用しただけの一般プレイヤーにまで捜査の手が及んだことで、大きな話題を呼んでいます。

警視庁の調べによると、逮捕された12人は、ゲーム内通貨やアカウントを売買する、いわゆる「RMT(リアルマネートレード)」サイトで「課金代行」の広告を発見し、依頼を持ちかけたとみられています。プレイヤー側は正規料金の2%~6%程度の金額を支払うだけで、業者がアカウントにログインし、不正な手段で入手したゲーム内通貨をチャージするという手口でした。

12人のうち1人は黙秘していますが、残る11人は容疑を認めており、「グレーなやり方だとは認識していた」などと供述しているとのことです。警察は電子計算機使用詐欺の疑いで捜査を進めており、これまでに4人が逮捕され、8人が書類送検されています。

警察によると、同様の「課金代行」による詐欺被害は、セガが約1億3000万円、スクウェア・エニックスが約8億8000万円にのぼると推定されています。今回は代行業者だけでなく、依頼した側のプレイヤーまで逮捕・送検されるという異例の事態となりましたが、警察は「たとえお金を払って依頼した側でも共犯になる」と強く警鐘を鳴らしています。

もちろん、すべての「課金代行サービス」が違法というわけではありませんが、トラブルを避けるためには、やはり正規のルートで課金するのが一番です。ちなみにセガでは、以前から公式サイトなどで「課金代行サービス」を利用しないよう注意喚起を行っていました。ゲーマーの皆さんも、「安いから」といった安易な理由で手を出さないよう、くれぐれもご注意ください。

via: NHK