今年4月に第1期が完結した、佐賀崎茂先生著作、鍋島哲弘先生イラストのファンタジー冒険ライトノベルを原作とするアニメ『田舎のオッサン、剣聖になる~ただの田舎の剣術師範なのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~』(以下、『田舎のオッサン、剣聖になる』)。漫画版はファンに愛されていましたが、アニメ版ではストーリーに一部変更があったため、賛否両論の声が上がっていました。
アニメの評価は分かれたものの、ヨーロッパを中心に熱い注目を集め、「剣術オタクの福音」とまで呼ばれるほどに。先日、あるネットユーザーが指摘したのは、本作がヨーロッパで特に人気を集めている理由。それは、アニメ制作に実際に失われたドイツ剣術の復興に携わる専門家が協力監修しており、リアルな西洋剣術が作品に落とし込まれている点に、海外のファンが深く感銘を受けているからだとか。

この投稿が話題になったX(旧Twitter)ユーザーによると、『田舎のオッサン、剣聖になる』がヨーロッパで大人気なのは当然のこと。現存する資料を基に失われたドイツ剣術を再現している専門家チームが制作に協力しているんですから、まさに西洋剣術が「復活」したようなもの。これはもう、第2期が楽しみすぎます!
アニメのエンディングクレジットでも確認できますが、原作の主人公が使う長剣の技は、ドイツ剣術(14世紀型ロングソード)をベースにしているとのこと。そのため、制作サイドは日本在住でドイツ剣術に精通しているアメリカ人、ジェイ・ノイズ氏を西洋剣術指導として招へい。彼は以前、『ファイナルファンタジーVII』でも剣術指導を務めていたそうで、そのガチっぷりは伊達じゃないですね。

多くの国内視聴者からも驚きと称賛の声が上がっています。あるネットユーザーは「最初、主人公が剣を回すOPを見て違和感があったんだけど、西洋剣術の動画を調べてみたら本当にああいう技があるって知ってビックリ!」とコメント。別のユーザーからは「盾持ちの相手とのバトルシーンはマジで痺れたわ。このオッサン、本物だぜ」といった声も。

▼ アニメ『田舎のオッサン、剣聖になる』OP - 西川貴教「HEROES」
本作では、リアルなドイツ剣術(HEMA)をベースにアクションが設計され、中世ヨーロッパの武術が詳細に考証されています。かつて日本剣道を学んだ経験のある視聴者からは「専門家じゃなくても、この動きはちゃんと考証されてるってわかる。マジで再現度高い」との声も。

さらに、あるネットユーザーはこんな文化的な考察も。「日本が中世の武術文化を保存していることって、世界的に見てもかなり特殊な存在だよね。だからこそ、世界中の人が武士を愛するんだと思う」

例えば、同じく6月末に最終回を迎えて話題沸騰だった『機動戦士ガンダムGQuuuuuuX』は、Prime Videoの国内ランキングで1位を獲得。さらにタイやインドネシアなど、東南アジア5ヶ国でトップ10入りを果たしており、これだけでも十分すごい成績です。
しかし、『田舎のオッサン、剣聖になる』の成績も負けていません。最終回は国内で1位を獲得しただけでなく、アメリカでも4位にランクイン。全世界36ヶ国でトップ10入りを果たし、Prime Videoのグローバルドラマシリーズでも堂々の4位に食い込みました!第1期でこの成績は、本当に多くの人の予想を裏切る快挙と言えるでしょう。

もちろん、原作のライトノベルや漫画を読んでいるファンにとっては、アニメはややチープに感じられたり、展開が急ぎ足だったり、漫画の持つ緊張感や主人公の表現に比べると物足りない部分もあったかもしれません。また、海外での配信がAmazon Prime Video独占だったため、国内の視聴者にとっては視聴機会が限られていたという側面も。ですが、アニメはすでに第2期の制作が決定しており、2026年に放送予定とのこと。果たして評価を覆せるのか、アニメ制作チームの手腕に期待ですね!QQ
via: togetter