90年代のドラマ『LOIS&CLARK/新スーパーマン』(Lois & Clark: The New Adventures of Superman)でスーパーマン役を演じた俳優ディーン・ケインが、このほど、ジェームズ・ガン監督が手掛けるDCU初の映画『スーパーマン』について見解を表明した。劇中でスーパーマンを「移民」と表現するのは誤った判断であり、興行収入に影響を及ぼす恐れがあると指摘している。

ディーン・ケインは『TMZ』のインタビューに対し、「ハリウッドは一体どこまでこのキャラクターをWokeにするつもりなのか?なぜ彼らは時代に合わせるために、これらの古典的なキャラクターを絶えず変えようとするのか?」と語った。 「スーパーマンは元々『真実、正義、そしてアメリカン・ウェイ』を象徴していたが、今は『真実、正義、そしてより良い明日』に変えられている。これは良いアイデアではない。新しいキャラクターを作りたいなら自分で作ればいい。古いキャラクターを無理に変える必要はない」と続けた。

「スーパーマンは常に『真実、正義、そしてアメリカン・ウェイ』を象徴してきた。このアメリカン・ウェイとは、確かに移民に友好的なものだ。非常に友好的だ。しかし同時にルールも必要だ。『ソマリアのようにもっと良くしたいから、アメリカの全てのルールを廃止する』とは言えない。そんなことはできない。ソマリアを離れてここに来たのは、ここに異なる制度があるからだ……社会には制限がなければならない。全ての人をアメリカに流入させるわけにはいかない。さもなければ社会は崩壊する。だから制限が必要なのだ」とディーン・ケインは付け加えた。
ガン監督が「スーパーマンは異郷から来て、国を築く手助けをした移民だ」と発言した後、すぐにトランプ支持者や保守派のコメンテーターから非難を浴びた。アメリカの『FOXニュース』は、この映画を「スーパーWoke(超ウォーク)」と揶揄し、司会のジェシー・ワターズは「彼のマントに何が書かれているか知っているか?MS-13だ」と皮肉を込めて語った。(注:MS-13はロサンゼルスを拠点とする悪名高い犯罪組織)

トランプ前政権の側近だったケリーアン・コンウェイも、「私たちは説教されるために映画館に行くわけではないし、特定のイデオロギーを押し付けられるために行くわけでもない」と批判した。
「スーパーマンをこの移民問題に巻き込んだのは、ジェームズ・ガンの間違いだと思う。これは映画の興行収入を傷つけるだろう。私はこの映画に興奮していたし、今でも楽しみにしている。成功してほしいと願っている……だが、最後の政治的なコメントは気に入らない」とディーン・ケインは語った。
via: TMZ