DC映画『スーパーマン』北米で好調も海外は低調 ジェームズ・ガン監督が「反米感情」の影響を指摘

DCユニバース再始動作品『スーパーマン』は、公開以来、興行収入ランキングで首位をキープしているものの、国際市場では伸び悩んでおり、北米と海外で顕著な差が生じている。ジェームズ・ガン監督は先日、『ローリング・ストーン』のインタビューに対し、「世界にはある程度の反米感情が存在し、それが我々にとってプラスにはなっていない」と率直に語った。

公開第2週末時点で、『スーパーマン』の全世界興行収入は4億680万ドルに達しており、そのうち北米が2億3600万ドル、国際興行収入は1億7100万ドルとなっている。ガン監督は、北米での好調な成績に加え、海外市場も着実に成長しており、平日の興行収入データも好調で、口コミが広まっていることを示していると指摘した。

彼は、「『スーパーマン』はバットマンほど世界的に知られているわけではない。 一部の国では、彼は誰もが知るスーパーヒーローではない」と分析。さらに、最近の国際社会におけるアメリカの政治・外交政策に対する見方の悪化も、観客の映画に対する受け入れ方に間接的に影響していると述べた。

ガン監督は具体的な名指しは避けたものの、世間ではトランプ政権時代の高関税、国境からの追放、貿易摩擦といった強硬な政策が連想されている。業界関係者は、アメリカの国際的なイメージ低下が、アメリカ文化の輸出に対する観客の抵抗感を生んでいるとも指摘する。

しかし、ガン監督は全体的な結果に依然として意気揚々としており、「この3年間、私たちが育ててきた木が、ついに最初の種を蒔いた。これほどポジティブなスタートを切れたことは、本当に感動的だ」と語った。

また、世間で流布している「興行収入が7億ドルに達しなければ失敗」という説については、「全くのデタラメだ」と反論。ワーナー内部では、本作に対する期待は噂されているほど重いものではないと強調した。


via: Rolling Stone