誕生から90年近く経った今も、子どもから大人まで世界中のファンを魅了し続ける LEGO レゴ。自由に組み立てられるブロックを使って、思い思いの作品を作り上げるのもレゴの醍醐味ですよね。中には、ガンプラやロボット、果ては絵画までレゴで再現してしまう“民間高手”(凄腕ビルダー)も登場し、その無限の可能性を見せつけてくれます。
今回ご紹介するのは、日本のレゴビルダーであるM.Rossoさん(@Rosso41167)。彼の作風は、なんと公式セットのパーツだけを使い、組み換えによって全く新しい作品を生み出すというもの。最近では、レゴ スター・ウォーズのセット「グローグーとフローティング・プラム」をベースに、『機動戦士Ζガンダム』に登場する可変MA「NRX-055 バウンド・ドック」を制作し、そのユニークな発想が大きな話題を呼んでいます。

NRX-055 バウンド・ドックは、地球連邦軍の特殊部隊「ティターンズ」が、ニュータイプや強化人間といった特殊能力を持つパイロットのために開発した試作可変モビルアーマーです。ムーバブル・フレームを採用した初期の可変機体であり、MA形態ではコックピットをスカートアーマー内に格納することで、高い防御力と加速性能を発揮。MS形態では、クローやシールドを装備した柔軟な上半身を活かし、優れた近接戦闘能力を見せつけました。

多くのビルダーが手持ちのブロックを自由に使ってゼロから作品を組み上げるのに対し、M.Rossoさんのユニークな点は、あくまで“公式セットの組み換え”というルールにこだわっているところ。今回ベースとなったのは『スター・ウォーズ』シリーズの「グローグーとフローティング・プラム」で、このセットに含まれるパーツを一度すべて分解し、再構築しています。
モチーフとなっているのは、ティターンズのジェリド・メサ中尉が搭乗したバウンド・ドック(3号機)。もちろんカラーリングは元セットのままなので劇中とは異なりますが、その特徴的なフォルムは見事に再現されています。M.Rossoさんいわく、元のフローティング・プラムのパーツを裏返すことで、バウンド・ドックの巨大なスカートアーマーの土台として活用したそうです。この発想がスゴい!



▼ 特徴的なスカートアーマー部分

▼ パイロットであるジェリド・メサのミニフィグも用意されています。

プロポーションはややデフォルメされていますが、驚くべきことに、一部パーツの差し替えによってMA形態への変形も可能となっています。
バウンド・ドックといえば、全高約40mにもなる巨体、クロー状の脚部、左右非対称のデザイン、そして巨大なスカートアーマーと、非常にアンバランスな機体。重心を取るのが非常に難しいデザインですが、意外にもMS形態での自立は安定しているとのことです。



もちろん、宿敵カミーユとの対決シーンも再現しないと始まりませんよね(笑)。

塗装などを行わず、あくまで公式セットのパーツだけでここまで独創的な作品を生み出す手腕には脱帽です。M.RossoさんのX(旧Twitter)では、他にも同様のコンセプトで制作された素晴らしい作品が多数公開されています。興味のある方は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
▼ M.Rossoさんの他の作品例


via: X 帳戶M.Rosso