日本マクドナルドと『ポケモン』がコラボしたハッピーセット。そのおまけの「ポケモンカード」をめぐり、発売直後から買い占めや高額転売が横行。大量のフードが廃棄されるといった問題も発生し、大きな社会問題となりました。
そんな中、8月19日に関西テレビが放送したインタビューが物議を醸しています。この騒動で10万円を稼いだという「大学生転売ヤー」が、悪びれる様子もなくカメラの前でこう語ったのです。「マジで神イベントでしたね!またやってほしいです。自分が何か悪いことをしたとは思いません」。世間の批判などどこ吹く風といった様子です。

インタビューに応じたのは、九州在住で20歳の大学2年生の男性。普段からスニーカーやアパレルの転売で月20万円ほど稼いでいるとのこと。今回のポケモンカードのキャンペーンを知り、すぐに友人を誘って買い占めに走り、合計で70~80セットのハッピーセットを手に入れたそうです。カードを定価の4~6倍の価格で転売し、一部は海外にも販売。あっという間に10万円以上の利益を叩き出しました。

マクドナルドが設けた「一人5セットまで」の購入制限について尋ねられると、「そんなの気にしてませんよ。何回も並び直せばいいだけなんで。マック側の管理が甘いだけで、こっちの問題じゃないでしょ」と一笑に付しました。一方で、フードロスへの批判に対しては、「あの日は友達と一緒に全部食べましたよ。豪華な朝食って感じでしたね。俺らは捨ててません。捨ててるのは、東京とか都会にいる外国人の転売ヤーじゃないですかね(笑)」と反論しました。
さらに、「こういうキャンペーンは最高。マクドナルドにはぜひまた人気コラボをやってほしい。俺らみたいな人間にとっては、また稼げる神イベントですから」と語りました。

世間からの批判について、この大学生は全く意に介していない様子。「これって、人生の楽しみの一つみたいなもんじゃないですかね。転売を叩いてる人たちって、文句言う時間があるなら自分で並べばいいのに。努力もしないで買えないのを、俺らのせいにするのっておかしくないですか?」と持論を展開。自身は違法な行為はしておらず、普通に食事を買いに来たお客さんの迷惑にもなっていないと主張しました。システムの穴を突いて大量購入する人がいるとすれば、それはその人が「すごい」だけだと語りました。

▼ インタビューの映像
もちろん、この発言が報じられると、ネット上では「なぜ転売ヤーであることを誇らしげに語れるのか理解できない」といった怒りや呆れの声が殺到しました。
その一方で、「10万円ぽっちでドヤ顔してる学生なんて小物。もっと問題なのは、組織的に買い占めてフードを大量廃棄するような悪質な業者だろう」といった冷静な意見も見られました。

転売ヤーへの不満は当然ですが、インタビューを受けた大学生のように「自分は努力して並んだし、食べ物も捨てていない。ただ売っただけ」と悪びれない層がいるのも事実。結局のところ、こうした買い占めや転売の混乱を収束させるには、販売元であるマクドナルド側が何らかの対策を講じる必要がありそうです。