テレビアニメ放送30周年を迎え、今なお絶大な人気を誇る『新世紀エヴァンゲリオン』。現在、シリーズ劇場版6作品のリバイバル上映が実施されており、10月24日から30日にかけては第一弾となる『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/真心を、君に』が公開され、多くのファンが劇場に足を運びました。
そんな中、株式会社カラーの公式Xにて、当時の貴重な『新世紀エヴァンゲリオン』の原画が4枚公開されました。しかし、その一枚を見たファンからは驚きの声が! なんと、そこには「クレヨンしんちゃん」らしきキャラクターの線画が描かれており、SNSで大きな話題となっています。

カラー公式は、このリバイバル上映に合わせて当時の制作秘話を公開。鶴巻和哉監督のコメントとして、「劇場版になって制作体制が大きく変わり、Production I.Gからリアルなアクション作画を得意とする一流のアニメーターが多数参加してくれたことで、画面のクオリティが格段に上がりました。毎日、原画が上がってくるのが楽しみで、ニヤニヤしながら見ていました」と当時を振り返っています。



この投稿に添えられた4枚の原画。そのうち、「弐号機が歩く」シーンの原画の下の方に、なんと「クレヨンしんちゃん」のようなキャラクターの線画がうっすらと描かれているではありませんか!


この投稿に、ファンは即座に反応。「エヴァの原画にしんちゃんが紛れ込んでる!」「しんのすけ、作品が違うぞ!」「エヴァ本編には出てこないのに、謎すぎるww」といったコメントで、タイムラインは騒然となりました。



すると、鋭いファンからは「これ、1997年放送の『お風呂の当番は父ちゃんだゾ』(作画監督:樋口善法さん)の絵じゃないかな? 樋口さんもProduction I.Gに在籍していたことがあるから、ありえる」との指摘が。

さらに、「横瀬貴幸さんと敦賀忍さんというアニメーターが、エヴァとクレしん両方の制作クレジットに名前がある!」といった情報も掘り起こされ、このラフ画がここに存在することにも、なんだか納得感が生まれてきますw。
つまり、この「エヴァの原画に紛れ込んだしんちゃん」は、当時Production I.Gのスタジオ内で両作品の制作が同時進行していたからこそ生まれた、ささやかなお遊びだった可能性が高いようです。

今回の「エヴァ原画しんちゃん事件」は、往年のファンを大いに和ませただけでなく、当時のアニメ制作現場ではスタジオの垣根を越えてアニメーターたちが助け合っていた、という時代背景を垣間見せてくれる貴重な一枚となりました。
それにしても、もし本当にしんちゃんがエヴァの世界に登場していたら…案外アリだったかもしれませんね(笑)。