(画像:Netflix)
映画『ハート・ロッカー』のキャスリン・ビグロー監督によるミリタリー・スリラー新作『炸薬の家』がNetflixで配信開始されて以来、少なからぬ議論を巻き起こしている。その中でも特に議論を呼んでいるのが、劇中で描かれる米国のミサイル迎撃システムの命中率がわずか61%と極めて低く、最終的に迎撃に失敗するという描写だ。
この描写はペンタゴンの注目まで集め、彼らは「誤った前提」であると釈明せざるを得なくなった。ペンタゴンによると、10年以上にわたるテストの結果、迎撃システムの命中率は実に100%に達しているという。ペンタゴンはまた、『炸薬の家』には一定の創作の自由があり、このようなストーリー展開は観客のエンターテインメント性を満たすためのものだと理解を示した。

(画像:Pinterest)
しかし、ビグロー(上図)と脚本を担当したノア・オッペンハイムは、エンターテインメント性を追求したわけではないと反論した。オッペンハイムは、この映画の製作にあたり現実性を非常に重視し、関係する専門家にも意見を求めた結果、この描写はペンタゴンの公式見解よりも事実に近いと断言している。オッペンハイムは、政治的配慮に縛られた不誠実な回答を避けるため、意図的にペンタゴンに在籍する専門家を顧問に招かなかったと強調。ビグローもまた、映画では事実を述べただけであり、脚色や誇張は一切ないと主張した。