かつては壊滅的なローンチで散々に酷評されたRPGゲーム『サイバーパンク2077』が、CD Projektの「主要な収入源」となり、発売後の販売速度において『ウィッチャー3 ワイルドハント』を完全に上回ったことが正式に発表された。

CD Projektの最新の財務報告によると、『サイバーパンク2077』の全世界累計販売数は3500万本を突破し、その同期実績は、かつて同社を代表する作品であった『ウィッチャー3』をも凌駕している。
CD Projektの最高財務責任者(CFO)であるピオトル・ニエルボヴィッチは、財務報告の説明の中で「プレイヤーはこれまでに3500万本以上の『サイバーパンク2077』を購入しており、これは『ウィッチャー3』が同期間に達成した成績を上回っています」と述べた。 『ウィッチャー3』の総販売数は6000万本に達しており、依然として『サイバーパンク2077』を大きく上回っているものの、後者の発売後の速度が明らかに速いことは、CD Projektのブランド評価と市場の信頼が再構築されたことを象徴している。

『サイバーパンク2077』は、発売後の度重なる大規模アップデート、コアシステムの再設計、そして高品質な拡張パック『仮初めの自由』のリリースにより、プレイヤーからの評価を好転させることに成功した。 近年、Nintendo Switch 2やMacプラットフォームへの登場、さらにPlayStation Plusへの追加が新たな販売のピークをもたらし、PlayStationプラットフォームでの『仮初めの自由』の追加販売を促進した。
ニエルボヴィッチは、今期のCD Projektの純利益が1億9300万ポーランドズロチ(約5300万米ドル)に達し、前年同期の2.5倍にもなり、2023年の『仮初めの自由』発売時のピーク水準に迫っていると述べた。 拡張パック自体が昨年、同社に巨額の利益をもたらしたが、現在も本編ゲームの販売が好調であることから、CD Projektの運営の中心は再び『サイバーパンク』ブランドに集中している。
かつては訴訟、返金騒動、規制当局の調査を引き起こし、会社の時価総額が75%以上蒸発する事態にまで陥った『サイバーパンク2077』が、今や会社全体の収益を牽引する中核となる逆転劇は、現代ゲーム史における最も象徴的な復活劇の一つとなっている。
via: PC Gamer