GOG、CD Projektから正式に独立!共同創設者がプラットフォーム経営権を買収、DRMフリーとゲーム保存の理念を継続

「デジタル著作権管理(Digital Rights Management、DRM)なし」とゲーム保存の理念で知られ、長らくSteamの代替選択肢とされてきたPCゲームプラットフォームGOGが、このほど親会社CD Projektからの正式な分社独立を発表した。

公式発表によると、GOGの共同創設者ミハウ・キチンスキ氏が2,520万ドルでデジタルストアおよび統合プラットフォームGOG Galaxyの経営権を買収。これは、15年以上にわたり運営されてきた同プラットフォームが新たな段階へと進むことを象徴している。

GOGは、今回の経営権移転がプラットフォームの最も核となる価値提案を変えるものではないとし、「DRMフリー」の理念がこれまで以上に重要であると強調している。公式は、プラットフォームの構想が2007年にマルチン・イウィンスキ氏とミハウ・キチンスキ氏によって初めて提案された当時を振り返り、クラシックゲームをプレイヤーの手に取り戻し、プレイヤーが購入した作品を強制的なランチャーや閉鎖的なエコシステムに縛られることなく永続的に所有できることを保証したいと考えていたと述べた。

現在のPCゲーム市場がプラットフォームへの紐付け、オンライン認証、サービス型ゲームに支配されつつある状況において、GOGはこのような理念がむしろ時代的意義を増していると考えている。

公式は、独立後のGOGがゲーム保存への投資をさらに拡大すると指摘。過去のクラシック作品の保存に尽力するだけでなく、現代を代表するゲームの普及も目指し、さらには将来的に「真のレトロ精神」を持つ新作の育成も支援していきたいとしている。

特筆すべきは、今回の分社がGOGとCD Projekt間の協力関係を断ち切るものではない点だ。CD Projekt傘下の作品は引き続きプラットフォームで販売され、『ウィッチャー』シリーズや人気SF作品『サイバーパンク2077』も含まれる。将来の新作も同様にGOGに登場する予定だ。

業界では、GOGの独立が、大規模パブリッシャーの商業戦略とプラットフォームの理念との間で引き裂かれることなく、本来の核となる立ち位置により集中するのに役立つと広く見られている。デジタルゲームの所有権と保存の問題がますます注目される中、GOGがより自由な姿勢でDRMフリー市場を確立し、「真にゲームを所有すること」を重視するより多くのプレイヤーを惹きつけられるかどうかが、今後の重要な焦点となるだろう。

via: The Verge