※以下、ドラマ『ストレンジャー・シングス』シーズン5最終章のネタバレを含みます。閲覧にはご注意ください。※
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約10年にわたる『ストレンジャー・シングス』がついに最終章を迎え、最終エピソード「裏表の世界」(原題:The Rightside Up)が年越しに配信された後、ホーキンスの町を舞台にした80年代の冒険は幕を閉じた。しかし、同時にシリーズ全体で最も重要かつ議論の的となる疑問が残された。「イレブン」は本当に生きているのか、というものだ。

これに対し、クリエイターのマット・ダファーとロス・ダファーは、最終回後の2つのインタビューで、これは曖昧な処理ではなく、「残しておくべき空白」だと繰り返し強調している。
エンディングでは、裏側の世界が破壊され、「イレブン」は決定的な瞬間に姿を消した。しかし、彼女が軍によって将来、自身の血液から兵器化された実験体が生み出されるのを阻止するために自らを犠牲にしたのかどうかが、視聴者の間で最大の議論の焦点となっている。
マット・ダファーは「このエンディングは意図的に曖昧にしている。物語はマイクと彼の友人たちの視点から語られており、彼らは真実を知らない。視聴者も知るべきではない」と断言した。

「イレブン」がマイクに密かに計画を伝えていたのではないか、といったネット上の様々な憶測に対し、マット・ダファーは明確に否定している。「唯一はっきりさせておきたいのは、イレブンはマイクと一切コミュニケーションを取っていないということだ」。
しかし、彼はさらに、マイクが卒業式で重要な矛盾に気づいたと指摘する。「校長が怒りでマイクの音が歪むのを聞いた時、彼は『クリプトナイト』の存在を思い出した。そして、彼女がどうやってトラックからゲートまでたどり着けたのか?どうやって彼を虚空に連れて行けたのか?と気づいたんだ」。
このことから、「カリ」の再登場が「イレブン」の運命を解釈する重要な手がかりとなる。マット・ダファーは、カリを再び登場させたのは、彼女の幻覚能力のためだけではないと語る。「あのストーリーラインが無駄にならず、意味を持つことを常に望んでいたし、彼女を再登場させる理由をずっと探していた。今年、ついにそれを見つけたんだ」。

彼はさらに、カリのキャラクター機能は能力の側面だけではないと付け加えた。「ホッパーとマイクはイレブンと非常に親密な関係にある。マイクは夢想家であり、楽観主義者だ。多くの人がカリとイレブンが話した内容に不満を感じているのは知っているが、彼女が言ったことは、多くの点で実は正しかった。別の道の裏にある、暗く現実的な真実を語る誰かが必要だったんだ」。
「イレブン」がまだ生きているとして、彼女が再び友人や家族と再会できるのかというファンたちの議論について、ロス・ダファーは比較的冷静な答えを出している。
「もし彼女がまだ生きているとしたら、答えはノーだと思う。いかなる接触も、彼女を再び世間の目に晒し、そのサイクルを再び始める可能性がある」。彼はまた、マイクが語る未来の青写真には、「再び再会できるバージョンは存在しない」と断言した。
エンディングが不明瞭であることに対する一部の視聴者の不満に対し、ダファー兄弟はかなり率直な姿勢を見せている。マット・ダファーは「本当に多くの人が怒っているのか?正直なところ、わからない」と問い返した。彼はまた、以前のエピソードが放送された際にも、視聴者がストーリー展開を誤解していたことに言及し、「ジョナサンとナンシーが別れたことすら理解していない人もいた。一体何を見ていたんだ?」と語った。
最終的に、ダファー兄弟は確定的な答えを出すよりも、キャラクターと視聴者が共に選択することの方が良いと考えている。マット・ダファーは「キャラクターが何かを信じることを選ぶこと自体に、大きな力があると感じている」と述べた。彼にとって、「イレブン」が生きているかどうかは、もはや単なるプロットの謎ではなく、信念の試練なのだ。「ほとんどの視聴者が、子供たちの側に立って、信じることを選んでいるのを見ている」。
via: Variety