81歳のおばあちゃん、『マインクラフト』実況で孫の治療費集め がん克服をゲームコミュニティが後押し

ある81歳のおばあちゃんが、1本のビデオゲームをきっかけにYouTubeクリエイターとなり、孫の人生を変えた。2024年、アメリカ在住のスー・ジャコットさんは、がんと闘う孫の治療費を集めるため、YouTubeで『マインクラフト』のプレイ実況を開始。多くの視聴者の注目を集めただけでなく、見事に孫の治療を助け、現在ではがんに打ち勝ったことが報告されている。

ジャコットさんが開設したチャンネル名は「Gramma Crackers」。内容は、彼女が初めて『マインクラフト』に触れるゲームプレイを記録しただけのシンプルなもので、派手なテクニックや笑いを狙ったものではないが、その誠実で自然な姿が瞬く間に人気を博した。チャンネル開設後、短期間で登録者数は15万人を突破し、最初の動画は56万回以上再生され、心温まる物語としてプラットフォームで大きな話題となった。

動画の下には、孫のジャック・セルフさんのための募金リンクが添えられていた。ジャックさんは以前、肉腫と診断され、治療費が大きな負担となっていた。チャンネルの人気が高まるにつれ、世界中から寄付が殺到。応援の気持ちを示す1ドルから、中には5000ドルもの高額な寄付もあり、集まった金額はチャンネルの広告収益を含めずとも、あっという間に3万5000ドルを突破した。

地元メディアによると、ジャックさんが入院中に『マインクラフト』を通じておばあちゃんとの絆を深めたことが、彼女が初めてビデオゲームの世界に足を踏み入れるきっかけとなったという。スー・ジャコットさんは「これまでこういうものに興味を持ったことはありませんでした。でも、孫が一緒に何かをやりたいと言ってくれたら、自然と夢中になりますよ」と振り返る。

彼女のもう一人の孫であるオースティンさんも、おばあちゃんのチャンネルが人気を博したことに家族全員が驚いていると語る。「現実とは思えない感じでした。でも、こんなに多くの人が助けてくれようとしているのを見て、本当に感動しました」

近年、高齢者がゲームやライブ配信に挑戦することが話題となっており、有名な「スカイリムおばあちゃん(Skyrim Grandma)」は、『The Elder Scrolls』コミュニティの代表的な人物の一人だった。スー・ジャコットさんの物語もまた、ビデオゲーム文化に世代を超えた心温まる一幕を加えてくれた。


via: Dexerto