エンターテインメントに特化した世界最大級の動画配信サービス Netflixが、『チェンソーマン』や『呪術廻戦』といった大ヒット作を手掛けるアニメ制作会社MAPPAとの戦略的パートナーシップ締結を正式に発表しました。
両社は今後、グローバル市場をターゲットとした新たなアニメ企画を共同で推進。企画・制作から関連グッズの展開まで、より包括的なコンテンツエコシステムの構築を目指します。この提携により、現在MAPPAが制作・開発中の複数のアニメ作品が、将来的にはNetflix独占として、世界190以上の国と地域のNetflixメンバーに向けて同時配信される予定です。

MAPPAはこれまでも、従来のアニメ制作の枠にとらわれず、クリエイターの自由な発想と情熱を重視し、創作とビジネスの両面で新たな可能性に挑戦し続けてきました。例えば『チェンソーマン』ではスタジオ主導でIP開発や商品展開戦略を推進し、『呪術廻戦』は世界的な大ヒットを記録。日本のアニメが国際市場で成功を収める代表作の一つとなりました。
Netflixは、こうしたMAPPAの「スタジオが主体となり、企画段階から積極的に関与し、挑戦を恐れない」という創作理念に深く共感したことが、今回のパートナーシップ深化の決め手になったと説明。MAPPAが挑む新たな挑戦が実を結ぶまで、共に歩んでいきたいとしています。


またNetflixが公開したデータによると、現在、全世界のNetflixメンバーの50%以上にあたる約3億人がアニメを視聴しており、過去5年間でアニメの視聴量は3倍に増加したとのこと。これらの数字は、日本のアニメがもはや単なるサブカルチャーではなく、世界的なメインストリーム・エンターテインメントの一部として急速に定着しつつあることを示しています。
Netflixではこれまでにも、『賭ケグルイ双』(2022年配信)や『らんま1/2』(2024年、2025年配信予定)など、数々のMAPPA作品を配信してきました。今回の戦略的パートナーシップのもと、両社はすでに複数の完全新作アニメ企画を同時に開発・制作中です。


今回の提携を通じて、Netflixは「世界同時配信」を基本とし、世界中のファンがMAPPAの最新作をタイムラグなく直接楽しめる環境を目指します。同時に、アニメスタジオの制作現場と専門性を最大限に尊重し、日本のスタジオが持つポテンシャルを世界に向けてさらに大きく発揮できるようサポートしていくと強調しています。
Netflixは、「今回のMAPPAとのパートナーシップ深化は、“スタジオの主体性”を核とした、全く新しいアニメの製作・ビジネスモデルの先駆けとなるでしょう」とコメントしています。
▼MAPPA 代表取締役社長 大塚学氏とNetflixコンテンツ部門バイス・プレジデント 坂本和隆氏

NetflixとMAPPAがタッグを組み、「世界基準のアニメスタジオモデル」の構築へと歩みを進める中、この国境を越えたコラボレーションが今後どのような作品や新たな試みを生み出していくのか、アニメファンからの熱い視線が注がれそうです。
via: 日本Netflix官網