約6年間にわたる開発の繰り返しと度重なる再始動を経て、ユービーアイソフトは『プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂』リメイク版の正式キャンセルを発表。2021年に発売予定だったものの、度重なる延期に見舞われたこのリメイク作品に終止符が打たれた。
これに対し、ユービーアイソフトは、プロジェクトを理想的な品質にまで引き上げるには「必要な時間と投資が、会社として責任を持って負担できる範囲を超えている」と明かした。
以下、声明全文:
『プリンス・オブ・ペルシャ』コミュニティの皆様へ、このニュースを直接皆様にお伝えしたいと存じます。我々は困難な決断を下し、『プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂 リメイク版』の開発を正式に中止いたします。この決定が深い失望を招くことは承知しておりますが、この作品は、ファンの皆様、そして開発に携わった全てのチームにとって、極めて重要な意味を持つものです。
このプロジェクトには確かに可能性がありましたが、皆様が期待する品質水準に達することができませんでした。開発を継続するには、さらなる時間と投資が必要となりますが、それは我々が責任を持って負担できる範囲を超えています。また、『時間の砂』の精神を体現できない作品をリリースすることは望んでおりません。
『プリンス・オブ・ペルシャ』は、その世界観とレガシーとして、我々にとって依然として非常に重要です。この決定は、我々がこのシリーズから離れることを意味するものではありません。
『プリンス・オブ・ペルシャ』に対する長年の情熱、忍耐、そして愛に感謝いたします。

このニュースは、ユービーアイソフトが最近開始した大規模な事業再編と同時に発表された。本作が最初に公開されてから約6年、最初の発売予定日からちょうど5周年となる。長年にわたり、このリメイク版の開発プロセスは常に疑問視されてきた。プロジェクトは当初ムンバイとプネのスタジオが担当し、その後2022年にモントリオールスタジオに引き継がれて再始動したが、具体的な成果を出すことはできなかった。
注目すべきは、『プリンス・オブ・ペルシャ』シリーズにとって、近年挫折を経験した唯一のプロジェクトではないという点だ。2024年にリリースされた『プリンス オブ ペルシャ 失われた王冠』は販売が振るわず、関連する続編もキャンセルされた。一方、シリーズ最新作『The Rogue Prince of Persia』は外部スタジオのEvil Empireが手掛けている。