イベントやライブ会場で、仮設トイレを見かけること、ありますよね。来場者の急なニーズに応えるため、設置されているわけですが……。
しかし先日、X(旧Twitter)で、アイドル特典会会場で撮影された「開放型男子トイレ」の投稿がネット上で大バズりしました。多くの人が運営の動線設計ミスを指摘し、人権やプライバシー侵害にまで言及する声も上がっています。

問題の現場は、とあるアイドル特典会の会場。ずらりと並んだ男性用仮設トイレには、なんと扉が一切ありません。完全にオープンな状態で、まさに「丸見え」状態だったのです。
男性の小用は通常、入り口に背を向けて行うため、覗き見の心配は少ないはず……と思いきや、この設計には多くのネット民が首を傾げました。なんと、トイレのすぐ横には長蛇の列が。列に並ぶ老若男女が、開放型トイレで用を足す男性たちの姿を否応なしに目にしてしまう状況だったのです。これはさすがに「え、マジ?」ってなりますよね。

動画からも確認できますが、列には男性も女性も並んでおり、そのすぐ隣には例の開放型トイレが。この現場を見た誰もが「なんでこうなった?」と疑問に思うことでしょう。
しかし、この「開放型男子トイレ」には、ある背景があるという指摘も。実はこれ、国土交通省の設計指針に基づいており、利用効率の向上を目的としているとのこと。現実として、男性用トイレの小便器数は女性用トイレの個室数より約1.7倍多く設置されるのが一般的で、これは列の消化速度を上げるためだそうです。
しかし、これに対しネット民からは「いやいや」と反論が。「男性トイレの回転率は元々悪くない」「むしろ、この開放型になってから使いたがらない人が増えた」「プライバシー重視の個室を使う人が増えて、『こっちの方が並んでるんだから、もっとスペースよこせ』ってなる」といった声が。結果的に、男性も開放型ではないトイレを求めるようになり、かえって列が悪化するという皮肉な状況になっているようです。

別のユーザーからは、「男性トイレって、昔からプライバシーなんてほぼないよね」「同性でも、見られながら用を足すのは超不快だし、マジで気持ち悪い」「だから個室しか使わない」といった共感の声も上がっていました。

この話題が盛り上がる中、過去にフランスのオリンピックで設置されたという、さらにぶっ飛んだ男性用開放型トイレの画像がシェアされ、「日本どころの騒ぎじゃない」「これはヤバい」と、さらなる驚きを呼びました。人権を重んじる国で、なぜこんな設計が?と疑問は尽きません。

もちろん、このような設計には何かしらの理由があるのかもしれません。しかし、多くの人が利用を拒否したり、違和感を覚えたりしているのが現状です。なぜ、トイレというプライベートな空間でまで、こんなにもプライバシーが奪われなければならないのか。今後、日本の政策がより良い対応策を打ち出し、こうした「民意」を汲み取ってくれることを願うばかりですね。
via: X日本趨勢