16年ぶりとなる『ケロロ軍曹』の完全新作映画、『新劇場版☆KERORO軍曹 復活!いきなり地球滅亡の危機!』が、本日26日より全国の劇場で公開されました。さらに公開初日には、脚本・総監督を務める福田雄一監督おなじみの「福田組」俳優陣がゲスト声優として参加していることがサプライズ発表されました。
しかし、公開初日の朝からX(旧Twitter)上には、早速劇場へ駆けつけたファンからの感想が続々と投稿されましたが、その中には厳しい意見も。「これは『ケロロ軍曹』の皮を被った福田監督の映画だ」といった声が多く、ファンからは「思ってたのと違う」「『ケロロ軍曹』だけが好きな人には向かないかも」といった戸惑いの声が上がり、大きな話題となっています。

26日の公開初日に朝イチで劇場に駆けつけたのは、もちろん熱心なケロロファンたち。なにせ16年ぶりの劇場版とあって、その期待値は最高潮に達していたはずです。
あるファンは鑑賞後に「『ケロロ軍曹』16年ぶりの劇場版にめちゃくちゃ興奮してたのに、脚本が福田雄一と知って一抹の不安がよぎった。そしたら案の定、『福田組大集合』とか言って『勇者ヨシヒコ』や『HK/変態仮面』、『銀魂』の実写キャストやキャラを全部ぶっ込んできた」とポスト。「もはや原作リスペクトとかそういう次元じゃない。我々『ケロロ軍曹』ファンが一体何をしたって言うんだ…」と悲痛な叫びを綴っています。

また、試写会の評判を見ていたという別のユーザーも、この反応には納得の様子。「思ってたのと全然違った」「純粋な『ケロロ軍曹』ファンにはオススメできない」「これは『ケロロ軍曹』ファンに中指を立て続けるすごい作品」といった感想が多かったと明かしています。

「そもそも『16年ぶりのケロロ軍曹の劇場版』として宣伝すべきじゃなかった」と指摘するファンも。新作アニメに向けて旧作のケロロたちを送る「お別れ会」的な位置づけであるべきだったとし、「それを監督自身の作品の同窓会にしやがって…」と怒りをにじませています。

実際に鑑賞したファンからは、こんな投稿も。
「本当に『ケロロ軍曹』が好きなら、正直あまりオススメしたくない……。悪ふざけが過ぎるし、不要なシーンが多すぎる。特に中盤は何を見せられているのか全く分からなかった。福田雄一監督への好感度が地に落ちた……。
16年ぶりの新作がこれだなんて、本当に残念でならない」

としつつも、「とはいえ、旧キャストでのアニメはこれが最後。新作では声優陣が一新されるから、覚悟を決めて劇場で見る価値はある」と、複雑な心境を覗かせています。

鑑賞後の感想をまとめたファンによると、
「福田雄一の脚本はクロスオーバーの処理が下手すぎる。期待していたギャグもスベり気味で笑えなかった。福田作品のキャラがなぜ出てくるのか説明がなく、文脈がめちゃくちゃ」とのこと。
また、「声優陣の演技に衰えを感じたのは、年月を考えれば仕方ない。ただ、ナレーションがとにかくうるさくて邪魔だった」とも指摘。
さらに、「ドロロが『お前たちを一人残らず駆逐してやる!』なんて言うはずがない。完全なキャラ崩壊だ」としながらも、「メカの『ズーボルテルテ』のデザインはすごく良かった」と、一部評価できる点もあったようです。

とはいえ、批判的な意見の多くは、やはり「福田雄一監督の悪ノリが全開すぎる」という点に集中しています。『ケロロ軍曹』の映画を見に来たはずが、福田雄一の映画を無理やり見せられた、という感覚を抱いたファンが多かったようです。

中には、「『銀魂』の扱い方が不快すぎる。『銀魂』は福田雄一の私物じゃないだろう。公式が許可したんだろうけど、断れない状況だったんじゃないか(笑)」と厳しい意見も。「『ケロロ』の映画に無理やり『銀魂』をねじ込むのは、『ケロロ』にも『銀魂』にも失礼だ。好きな作品がいつもこうやって雑に扱われるのはなぜなんだ…」と続け、福田組参戦のニュースを見た時点で鑑賞意欲を失ったと語っています。

現状、評価は賛否両論まっぷたつといったところ。『ケロロ軍曹』の映画というよりは「福田雄一ユニバース」のお祭り騒ぎといった内容に、純粋な『ケロロ軍曹』を期待していた多くのファンが肩を落としています。
もちろん、福田雄一監督作品のファンにとっては、このクロスオーバーがどんな化学反応を起こすのか楽しみな部分もあるでしょうし、新たな客層を呼び込むきっかけになるかもしれません。公開初日から大きな波紋を呼んでいる本作、今後の口コミの広がりが気になるところです。
