6月26日に公開された、『ケロロ軍曹』の16年ぶりとなる映画『新劇場版☆ケロロ軍曹 復活直後に地球滅亡の危機!』。しかし、公開直後から評価は賛否両論で、不少のファンからは「ケロロの皮を被った福田雄一監督の映画」との声も。多くのファンが「思ってたのと違う…」と戸惑いを見せています。
ところが公開初日、アニメーション制作を担当した株式会社バンダイナムコピクチャーズが謝罪文を発表。劇中に含まれる『進撃の巨人』などのパロディシーンについて、権利元から事前に許諾が得られていなかったにもかかわらず、社内の情報伝達における重大なミスによって制作が進行してしまったことを明らかにし、SNSなどで大きな波紋を呼んでいます。

▼ 現在、バンダイナムコピクチャーズ公式サイトでは謝罪文がトップに掲載されています
公式サイトの発表内容は以下の通りです。
この度、株式会社バンダイナムコフィルムワークスならびに株式会社バンダイナムコピクチャーズが製作し、株式会社バンダイナムコピクチャーズがアニメーション制作を担当いたしました映画『新劇場版☆ケロロ軍曹 復活直後に地球滅亡の危機!』(2026年6月26日公開)におきまして、他作品を想起させる演出・表現がございました。
このうち『進撃の巨人』に関する部分につきまして、事前に著作権者様より明確なご意見を頂戴しておりましたが、弊社内の情報伝達に重大な不備があったことにより、そのまま制作が進行してしまうという事態が発生したことを確認いたしました。関係権利者の皆様、ならびに両作品を愛するファンの皆様に、多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます。
作品を創作し、守るべき企業として、本来果たすべき責任を果たせず、配慮と誠意を欠いた対応となりましたことを、深く反省しております。
今回の事態を受け、社内の監修・確認フローを徹底的に見直し、再発防止に努めてまいります。また、権利者様をはじめとする関係者の皆様にご確認いただいた内容が、制作工程に確実に反映されるよう、管理体制を一層強化してまいります。改めて、作品に関わる全ての皆様、そして作品を応援してくださっているファンの皆様に、心よりお詫び申し上げます。
また、このような状況にもかかわらず、『新劇場版☆ケロロ軍曹 復活直後に地球滅亡の危機!』の公開にご理解とご協力を賜りました関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。
なお、本件は劇場版の制作スタッフ、ならびに『ケロロ軍曹』原作者、および編集部の皆様とは一切関係ございません。作品制作にご尽力いただいた皆様にご迷惑とご心配をおかけしましたことも、重ねてお詫び申し上げます。今回の事態を厳粛に受け止め、皆様からの信頼回復に向け、誠心誠意努めてまいる所存です。

パロディネタでおなじみの『ケロロ軍曹』ですが、今回は権利元が明確にNGを出していたにもかかわらず、伝達ミスで制作が進行。誰も気づかないまま公開後に謝罪するという事態は、アニメ制作の現場において、あってはならない重大な過失と言えるでしょう。
この発表を受け、X(旧Twitter)では「権利者へのリスペクトがなさすぎる」「長い制作期間中に誰も気づかないなんてありえない」など、厳しい批判が殺到。制作体制そのものを疑問視する声も上がっています。

公開初日にして、「福田組」キャストをめぐる賛否両論に加えて、今回の制作上の不祥事と、大きな波紋を呼んでいる新作映画『ケロロ軍曹』。16年ぶりの復活に、いきなり大きなケチがついてしまいました。
via: 株式会社バンダイナムコピクチャーズ