DCスタジオ映画『スーパーガール』の公開初週の興行成績が予想を下回り、ハリウッドではジェームズ・ガンとピーター・サフランが主導するDCU(DCユニバース)の計画を再検討する動きが出始めています。

米メディア『The Wrap』によると、本作が損益分岐点に達するには全世界で3億1500万ドルの興行収入が必要ですが、現在のところ目標達成は極めて困難な状況です。この失敗は、パラマウントが1110億ドルでワーナー・ブラザース・ディスカバリーを買収するタイミングで起きました。
報道によれば、ガンが『スーパーガール』をDCUの第2弾作品に選んだこと自体が「やや奇妙な選択」であり、さらに観客を惹きつけるトップスターがキャストに不足していることも状況を悪化させています。劇中のヴィラン「クレム・オブ・イエロー・マウンテン」役には当初、複数のAリスト俳優にオファーがあったものの、「何人か」に断られ、最終的にマティアス・スーナールツが演じることになりました。
ある業界関係者は、「これはガンとサフランの製作契約に過ぎない。ブランドではないし、ユニバースを発表するなんて馬鹿げている。DCは期待感を作り出したが、今のところ出てきたのは『スーパーマン』1本だけだ」と批判しています。
「DCがどれほど神経質になっているかは知らないが、ジェームズ・ガンは間違いなく緊張すべきだ。DCは永遠に存続するし、現経営陣は過去の何度かの体制変更を乗り切ってきた。だが、ガンが乗り切れるとは思えない」と、別のトップエージェントも率直に語っています。

しかし、ワーナー・ブラザースの内部関係者はDCスタジオの10年計画を盾にこれらの見方に反論。一方で、スタジオが『スーパーガール』の成績に「失望している」ことは認め、キャラクターが「観客との繋がりを築けなかった」との見方を示し、「『スーパーガール』は多くの点で失敗した」とさえ述べています。
記事では、ジェイソン・モモア(ロボ役)の参加は、男性観客を引きつけようとする狙いがあったと一部では見られているものの、最終的に興行収入を押し上げる効果はなかったとも言及されています。
via: TheWrap