VTuberさんの人気はここ数年で爆発的に高まり、日本だけでなくアジアや欧米でも一大ムーブメントを巻き起こしていますよね。注目度が高まるにつれて、残念ながら「アンチ」と呼ばれる心ない人たちも増え、ネット上では悪質な誹謗中傷やデマを流す輩が後を絶ちません。大手企業所属のVTuberさんから個人勢の方まで、多くのVTuberさんがこうした被害に苦しんでいます。
そんな中、VTuber事務所ホロライブプロダクションを運営するカバー株式会社が、23日に公式サイトを更新。同社および所属タレントへの権利侵害行為を行っていた投稿者を特定し、正式に和解が成立したことを発表しました。なんと、1投稿につき150万円の賠償金に加え、再犯時には違約金が発生するとのこと。VTuber業界が誹謗中傷対策に本腰を入れていることが伺えますね。

カバー社によると、当該人物はSNS上で所属タレントを名指しし、誹謗中傷の内容を投稿。タレントの社会的評価を不当に低下させるだけでなく、人格権をも侵害していたとのこと。裁判所もこれらの投稿を権利侵害と認定しており、同社は発信者情報開示請求を通じて投稿者の特定に成功しました。
その後の協議の結果、相手方からは正式な謝罪文が提出され、以下の内容に合意したそうです。
権利侵害にあたる投稿1件につき、150万円の損害賠償金を支払う。
今後、カバー社所属のいかなるタレントに対しても誹謗中傷行為を行わないことを約束する。
上記の約束に違反した場合、契約に基づき違約金を支払う。
上記の条件で、双方の和解が正式に成立したとのことです。

カバー社は、問題となった投稿内容についても説明しています。それによると、所属タレントが正当な理由でイベントを欠席したことに対し、根拠もなく「嘘をついている」と決めつけ、さらに何の証拠もないプライベートや異性関係に関する憶測を拡散し、侮辱的な発言を繰り返していたとのこと。同社は、これらの行為が所属タレントの活動を著しく妨害する、極めて悪質な権利侵害行為であったと述べています。
最後に、カバー社は「所属タレントが安心して安全な環境で活動に専念できるよう、今後も各種権利侵害行為に対しては、毅然とした態度で法的措置を講じてまいります」と強くコメントしています。
近年、VTuberや「中の人」に対する日本の法整備も進んでおり、過去のハラスメントや誹謗中傷事件を抑止する動きが強まっています。判例も積み重ねられており、攻撃的な投稿はVTuberの「中の人」本人への権利侵害と見なされるケースが増えているんですよ。
これにより、企業所属のVTuberさんたちが、こうしたアンチからの誹謗中傷に立ち向かうための手段が、より一層増えていることが分かりますね。
via: カバー株式会社