DCU『スーパーガール』興行不振のさなか、ゾー=エル役デヴィッド・クラムホルツが俳優活動を休止「職業としての演技は輝きを失った」

DCU映画『スーパーガール』(Supergirl)が興行的に振るわないなか、主人公カーラの父ゾー=エルを演じたデヴィッド・クラムホルツ(David Krumholtz)が、俳優活動を当面休止するとThreadsで明かした。

クラムホルツは『スーパーガール』以前にも、『サンタクローズ』(The Santa Clause)、『Harold & Kumar Go to White Castle(原題)』、クリストファー・ノーラン(Christopher Nolan)監督の『オッペンハイマー』(Oppenheimer)などに出演。これまでに100本を超える映画やテレビ作品でキャリアを重ねてきた。

クラムホルツは今回の決断と『スーパーガール』の興行成績を直接結び付けてはいない。しかし投稿では、ハリウッドと職業俳優としての生活に対し、長年にわたって疲労や不満を抱えてきたことを率直に明かしている。

「先日、いわば俳優としてのキャリアを保留にしました。何年も前から、そうすることが怖くて仕方がなかったんです。具体的には、破産してしまうのではないか、この業界から離れることに耐えられないのではないかと恐れていました。でも、自分の意思をはっきり伝えるメールを送りました。そうしたら、言葉にできないほど大きな安堵感が押し寄せてきたんです」

「これから何をしてお金を稼ぐのかも、どうすればいいのかも分かりません。でも、たった今、とてつもなく大きな重荷を下ろしました。消えてしまうまで、その重さを自分でも本当の意味では理解していなかった重荷です。苛立ち、うんざりし、燃え尽きました」とクラムホルツはつづった。

この投稿は後に削除されたが、クラムホルツは寄せられた反響に対し、別のコメントで次のように感謝を伝えている。「前回の投稿に寄せられた愛情と励ましには、驚くほど圧倒されました。職業として演じることと、演技という営みそのものは、まったく異なるものです。演技という筋肉を動かす時間は、一分一秒すべて楽しんできました。喝采を浴びることも楽しんできました。競争心や自分自身に没頭する姿勢が、目標を追い続けるうえで大いに役立った時期もありました」

「でも、その時期はもう過ぎました。自分でも信じられないほど驚いています。演技という営みそのものは、これからもずっと大きな喜びを与えてくれるでしょう。ただ私にとって、俳優という職業は、もう輝きを失ってしまいました」

今回の発言は、多くのファンに驚きを与えた。48歳のクラムホルツは長年にわたり、コメディやテレビシリーズ、シリアスなドラマ作品まで幅広いジャンルで活躍してきた。その彼がいったん距離を置く決断を下したことからも、業界に対する失望と疲労が限界に達していたことがうかがえる。

via: Variety