『ちいかわ』作者、ブレイク後も変わらぬ創作ぶりに「正気を保って描き続けられるのすごい」 ファン「本当に正気か?」

イラストレーター・ナガノ氏による『ちいかわ』は、瞬く間に人気が拡大。テレビアニメ化を機に、その独特な世界観でさらに多くのファンを魅了し、今年公開された劇場版も大きな話題を呼びました。

そんな大ブレイクを果たした後も、ナガノ氏は従来の作風やペースを崩すことなく創作を継続。あるXユーザーが「作品がここまで売れたのに、正気を保ったまま描き続けられるの、本当にすごい!」と感嘆したところ、ファンからは「本当に正気を保っているのか?」とのツッコミが続出しました。かわいいだけでは済まされない、時にダークでヒヤリとする物語を知る読者ならではの反応です。

話題の発端となったのは、Xユーザー「森林守」さんの投稿です。『ちいかわ』がこれほどのヒット作になっても、ナガノ氏が以前と変わらない創作ペースで新作を描き続けていることに、素直な驚きと敬意をつづりました。

この投稿には多くの反応が寄せられ、ナガノ氏の創作スタンスや、『ちいかわ』が地道な活動を経て大ヒット作となるまでの歩みに注目が集まりました。

あるユーザーは、ナガノ氏自身も『ちいかわ』が映画化されるほどの作品になるとは想像していなかったのではないかとコメント。投稿者も「今の収入は、毎日宝くじに当たっているようなものかも」と冗談交じりに返しています。

一方で、『ちいかわ』は何気なく描いた落書きをTwitterに投稿したところ、偶然バズった作品ではないという指摘も。ユーザーの「ラスティ〜」さんは、『ちいかわ』について、当初から講談社の漫画編集者が関わり、正式な企画として展開されてきた連載作品だと説明しています。ナガノ氏はそれ以前から、LINEスタンプやWeb漫画など、さまざまな形で何年も創作を続け、作品を知ってもらうための努力を重ねてきました。現在の成功は、そうした長年の積み重ねが実を結んだものだとしています。

別のユーザーは、大手出版社発のアニメ映画市場にも言及。『ちいかわ』の成功により、講談社作品から興行収入100億円を突破するアニメ映画IPが生まれる可能性も見えてきたと語りました。

また、長年ナガノ氏を追い続けてきたファンからは、『ちいかわ』がブレイクする前から『もぐコロ』をはじめ、数々のキャラクター作品を描き続けてきたとの声も。こうした経験によって、大きな成功やプレッシャーにも動じない心構えとタフさが培われたのかもしれません。

ところが、この話題は思わぬ方向へ。投稿者がナガノ氏について、作品が大ヒットした後もなお「正気を保って」創作を続けられると表現したことで、読者からは逆に「そもそも正気の状態で、『ちいかわ』のあの展開を描けるのか?」という疑問が続々と寄せられました。

ファンからは「いつから『ずっと正気だった』と錯覚していた?」という、どこかで聞いたようなツッコミも。ほかにも「あの漫画を正気のまま描けるのかは分からない」と、作者の正気を疑う声が上がっています。

さらに「よく見ると『ちいかわ』には、そこはかとない狂気が満ちている。でも、その先がまったく読めない展開こそクセになる」と分析する人も。「普通ではないからこそ、あれほど予想外の物語を次々と思いつけるのでは」と語るユーザーや、「正気を保ち続けられること自体が、ある種の狂気なのかもしれない」という絶妙な意見まで飛び出しました。

こうしたコメントからも分かるように、『ちいかわ』はかわいらしいキャラクターと癒やし系の絵柄で親しまれる一方、物語ではたびたび予想の斜め上を行く展開が待ち受けています。この強烈なギャップも、多くのファンを沼へと引き込む魅力のひとつです。

今回の反応を見る限り、ナガノ氏が『ちいかわ』の大ヒット後も創作を続けられている背景には、長年積み重ねてきた経験があるのでしょう。その一方で、先読み不能なストーリーの数々を前にすると、ナガノ氏の言う「正気」は、われわれが知る正気とは少々異なる可能性もありそうです。

何はともあれ、ナガノ氏が創作を続け、作品ならではの唯一無二のテイストを守り続けていること。それこそが、『ちいかわ』から目を離せなくなる大きな理由のひとつなのかもしれません。

via: X@morihayash