
実写版『白雪姫』で主人公を演じるレイチェル・ゼグラーが、長らく物議を醸してきた疑問に答えた。コロンビア系の彼女が演じるにあたり、ディズニーは「白雪」という名前の由来をどう説明するのか?
1937年のディズニーアニメ『白雪姫』では、その名前は「雪のように白い肌、血のように赤い唇、黒檀のように黒い髪」に由来するとされていた。しかしゼグラーは、今回の映画では歴史上の別のバージョンから名前の由来を採用すると説明する。
「これは、歴史上にある別のバージョンの『白雪姫』の物語に遡ります」と、ゼグラーは『Variety』のインタビューで語った。「彼女は赤ん坊の頃に吹雪を経験し、生き延びたのです。そのため、王と女王は彼女のたくましさを称え、白雪姫と名付けることにしたんです」
彼女は「この映画の核となるテーマの一つは、すべての女性や若者に、自分がどれほど強いかを思い出してもらうことです」と強調した。

本作はこれまで、キャスティングをめぐる論争や、ゼグラーの発言が文脈を無視して切り取られるなど、常に物議を醸してきた。2022年、彼女はレッドカーペットのインタビューで、新バージョンの『白雪姫』はオリジナル版のように「一日中、男性のことで悩んでいる」わけではないと指摘。さらに、オリジナル版には時代遅れで「不気味」な要素があり、特に王子が白雪姫を「ストーキング」するプロットがそれに当たると述べた。この発言は一部の熱心なファンから、オリジナル版アニメへの軽視だと受け取られ、反感をさらに強めることになった。
ゼグラーはこれに遺憾の意を示し、次のように釈明した。「正直に言って、自分の言葉がそのように解釈されたことを悲しく思います。私は、女性はどんなことにも挑戦でき、どんな困難も乗り越えられると信じています。ラブストーリーは常に非常に重要な部分であり、私たちはそのストーリーラインを捨てたわけではありません。ただ、その日はその点について話さなかっただけなんです」

ゼグラーは、1997年のテレビ映画『ロジャース&ハマースタインズ・シンデレラ』に出演したアメリカのR&Bシンガー、ブランディ・ノーウッドを例に挙げ、どのバージョンのシンデレラも認められるべきだと主張する。「私は家でその映画を観ましたが、私にとって、あれがシンデレラでした」
さらに彼女はこう説明する。「子供の心は素晴らしく、様々なイメージを受け入れることができます。私にとって彼女はシンデレラでした。でも同時に、1950年代のアニメ版で金髪に青い目、青いドレスを着たシンデレラもまたシンデレラです。ヒラリー・ダフが『シンデレラ・ストーリー』で演じた役もシンデレラです」。彼女は幼い頃からこうしたキャラクターの多様性を理解できていたとし、観客も同じように理解してくれるはずだと自信を見せた。
ブランディはかつてゼグラーに、次のような激励の言葉を送っている。「あなたがこの役を引き受けたのは、ヘイターたちに迎合するためじゃない。すべてのコロンビア人の少女が、ディズニープリンセスの中に自分自身を見つけられるようにするため。あなたは自分のため、そして文化的に十分な代表を得られていない少女たちのために可能性を示している。それは世界で最も重要な仕事よ」
via: Variety