(画像出典:ヴァニティ・フェア、ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ)
最近、『セブン』4K修復版のプロモーションを行っているデヴィッド・フィンチャー監督が、過去に実現しなかった映画企画についてメディアに語り始めている。彼は先日、『ハリー・ポッター』シリーズの監督を務めるべく交渉していたことを明かしたばかりだが、別の『Letterboxd』に掲載されたインタビューでは、フィンチャーは数年前にウォルト・ディズニー・ピクチャーズ、そして旧知の仲であるブラッド・ピットと共同で製作する予定だった新作『海底二万里』について語り、このリメイク企画が頓挫した背景にある要因を説明した。

(画像出典:ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ)
フィンチャーは、『海底二万里』を本当に撮りたかったと説明するが、残念ながらディズニーとのビジョンがあまりにもかけ離れていたという。「聞いてくれ、本当に撮りたかったんだ。当時、僕らは少しグロテスクで、スタイリッシュで、湿気のある雰囲気、スチームパンク調の物語を構想していた。でも、その後『ラブ、デス&ロボット』で似たようなスタイルの「バッド・トラベル」を撮ったから、多少は気が済んだよ。「バッド・トラベル」だけを撮ったとしても構わない。自分が冒したいリスクに対して、他の人にも興奮を強いることはできない。ディズニーの当時の考えはこうだった。『この映画が最初から最後まで、我々が売り込み方を知っている要素を持っていることを確認する必要がある。そして、君は我々のために必要な条件を満たさなければならない』とね。」
(画像出典:Wikipedia)
フィンチャーは続けてディズニーにこう返答した。「『君たちはジュール・ヴェルヌの原作を読んだことがあるだろう?(笑)これは、白人の帝国主義に不満を抱くインドの王子についての物語で、僕らが焦点を当てたかったのはそこなんだ。』すると彼らの態度はこうだった。『まあ、いいよ。これらの要素を大幅に減らしてくれれば。』だから僕はこう思ったんだ。『聞いてくれ、この件に関して曖昧な態度はとれない。それに、君たちにはプレミア上映会が終わってから、自分たちがどんな映画に投資したのかを知ってほしくない。そんなことは無意味だ。なぜなら、その後の2年間の製作期間がただ辛くなるだけだからね。』僕はそんなことはしたくなかった。人生はあまりにも貴重だからね。」
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ディズニーは、1954年に初めて『海底二万里』を映画化しており、2010年にはフィンチャーと『コンテイジョン』の脚本家であるスコット・Z・バーンズに新バージョンの製作を依頼した。フィンチャーは当初、漁師のネッド・ランド役にブラッド・ピットを起用しようと考えていたが、脚本に不満があったブラッド・ピットはこれを辞退。その後ディズニーは、当時ブレイク寸前だったクリス・ヘムズワースを起用しようとしたが、フィンチャーはチャニング・テイタムを希望した。物語の内容にしてもキャスティングにしても、フィンチャーとディズニーの間には明らかに大きな隔たりがあり、最終的に双方ともその溝を埋めることはできなかった。
via: Letterboxd