(画像出典:20世紀スタジオ)
『エイリアン:ロムルス』は昨年夏に公開されて以降、全世界で3億5,000万ドルの興行収入を記録し、好成績を収めた。日本では2024年9月6日に公開された。観客からの評価も上々で、概ね好評を得ているが、唯一評価が二分された部分がある。それは、故イアン・ホルムの顔をCGIで再現し、かつて1作目で合成人間「アッシュ」を演じた彼を、別の合成人間「ルーク」として“復活”させたことだ。
この演出はホルムの遺族の許可を得ていたものの、一部の観客からは故人の肖像権に対する敬意を欠くとの声が上がり、また純粋にCGIで再現されたホルムの表情が不自然で、作品の世界観から浮いていると感じる人もいた。そして、『エイリアン:ロムルス』のフェデ・アルバレス監督も、こうした外部からの批判を確かに耳にしていた。監督はルークのシーンをカットすることなく、顔の表情を改良したという。

(画像出典:20世紀スタジオ)
アルバレス監督は『エンパイア』誌の最新インタビューで次のように認めている。「ポストプロダクションで十分な時間をかけて正確に仕上げることができませんでした。一部のシーンにはCGの痕跡がより多く残っているのは明らかで、批判する人々を責めるつもりはありません」。
しかし、アルバレス監督は現在、DVD、ブルーレイ、4Kブルーレイといった物理メディア版でルークのシーンを修正したことを認めている。「私たちはすでに修正を終えました。物理メディアのリリースに向けて改善を行い、スタジオを説得して改善費用をかけ、制作に参加した会社に適切な時間を確保して完璧に仕上げてもらいました。今でははるかに良く見えます」。
ルークのシーンは、アニマトロニクスとCGIなど複数の異なる技術を組み合わせて完成されたが、ポストプロダクションの段階では、実写のアニマトロニクスよりもCGIに大きく依存することを選択したという。アルバレス監督は「物理メディア版で行ったのは、より多くのアニマトロニクスを再び使用することでした。その効果ははるかに優れています」と説明している。
via: Empire