『スーパーマン』原作者の遺産管理人がワーナー&DCを提訴!新作映画、イギリスやカナダで上映差止の可能性

(画像:Warner Bros. Pictures)

DCスタジオが2025年7月に世界公開を予定している待望の新作映画『スーパーマン』。しかし、ここにきて突如として公開に暗雲が立ち込めている。スーパーマンの共同創作者の一人であるジョー・シャスター(Joseph Shuster、下図)の遺産管理人、マーク・ウォーレン・ピアリー氏が、DCコミックスとその親会社であるワーナー・ブラザース・ディスカバリーを著作権侵害でニューヨーク州南部地区連邦地方裁判所に提訴。一部の国々で新作『スーパーマン』を上映すべきではないと主張している。

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今回の訴訟の争点は、シャスターと、もう一人のスーパーマン原作者ジェリー・シーゲル(Jerry Siegel)が1938年にわずか130ドル(1人あたり65ドル)でスーパーマンの全世界における権利をDCに譲渡したものの、カナダ、イギリス、アイルランド、オーストラリアなど、英国のコモンローを継承する国々の著作権法には「自動的な権利の復帰」に関する規定が含まれている点にある。これは、著作者の死後25年が経過すると、著作権が自動的に著作者の遺産に帰属するというものだ。

(画像:DC Comics)

シャスターは1992年に、シーゲルは1996年に死去。シャスターの海外における著作権は、ほとんどの地域で2017年に、カナダでは2021年に、それぞれ自動的に彼の遺産に復帰した。しかし、訴状によると被告側はシャスターの遺産管理人の許可を得ずに、これらの国々でスーパーマン関連の製品を販売し続けており、これには本来すべての著作権共同所有者の同意が必要となる。

ピアリー氏と彼の弁護団は、DCとワーナー・ブラザースが原告の権利を完全に無視し、意図的に著作権を侵害していると厳しく非難。さらに、裁判所に対し、訴訟の審理中および審理後において、DCとワーナー・ブラザース関係者による一切の権利侵害行為を全面的に差し止めるよう求めている。