4月13日に開幕した「2025年大阪・関西万博」。半年間の開催期間中、多くの来場者で賑わうことが予想されています。公式キャラクターの「ミャクミャク」関連グッズも大人気で、早くも爆買いする人が続出しているようです。
しかし、そんな万博会場のある男子トイレの設計が、ネット上で物議を醸しています。実際に利用したというあるXユーザーが「万博を応援してる俺ですら、このトイレはふざけてると思う」と苦言を呈したことをきっかけに、「まるで謎解きゲームだ」「意味がわからない」といった批判が殺到しています。

話題のきっかけとなったポストによると、この男子トイレは個室の入口と出口が別々になっているため、外で待っていても中の人がいつ出てきたのか全く分からないとのこと。一応、使用中を示すランプはあるものの、その表示も分かりにくく、「普通に赤と青でいいだろ!」とツッコミたくなる仕様のようです。
さらに、そのランプが故障していることもあり、ずっと使用中になっているのに実は誰も入っていない、なんてことも。最悪なのは鍵まで壊れていて、ドアが開かなくなるケースもあるとか。長蛇の列に並んだ挙句、自分の番が来る直前で「故障中なので使えません」と言われ、中で人が倒れているのか単なる故障なのかも分からず、現場は混乱しているようです。


万博を応援しているという別のユーザーからも、この男子トイレの設計は本当に理解に苦しむとの声が上がっています。このトイレは全てが独立した個室タイプで、小便をするにもわざわざ個室に入らなければならない構造になっているとのこと。
利用手順は以下の通りです。入口から個室に入り、ドア横のボタンで施錠 → 用を足す → 出口側のドアにある別のボタンで解錠 → 反対側のドアから出て、共用の手洗い場へ向かう。
しかし、この複雑な設計に多くの利用者が困惑。初めて使う人は、どうやって外に出ればいいのか分からなくなってしまうそうです。特に「入口と出口が別」という点が致命的で、外で待っている人は中の人が出たのかどうかを判断できず、行列がぐちゃぐちゃになる原因となっています。

動線の問題に加え、使用状況を示すランプのシステムも批判の的になっています。ネット上の報告によると、ランプが故障して誰もいないのに「使用中」と表示されたり、ドアの鍵が壊れたりして、長時間使えない個室が続出。開幕してまだ数日しか経っていないのに、すでにボロボロの状態だという声も上がっています。

さらに驚くべきことに、この男子トイレには大便器が設置されていないとのこと。洋式便器があるのは女性用トイレと、誰でも使える多目的トイレのみ。そのため、男性が大きい方をしたくなった場合は、女性も並んでいる多目的トイレの列に並ぶしかなく、気まずい思いをする人が続出しているようです。

補足すると、万博会場の全ての男子トイレがこの謎仕様というわけではなく、一般的な横並びの小便器が設置されたトイレもあるとのこと。しかし、問題のトイレの分かりにくさは多くの人の怒りを買っており、「設計者は実際に使う人のことを何も考えていない」「なぜ普通に作れないのか。利用者に謎解きでもさせたいのか」と、運営側の姿勢を疑問視する声が相次いでいます。

ネット上では、「トイレに必要なのはデザイン性じゃなくて、使いやすさと安全性だ」「高速のSAのトイレを見習えよ。なんでこんな複雑にする必要があるんだ?」といった批判が殺到。さらには「使い方を説明する貼り紙が必要な時点で、そのデザインは失敗なんだよ」と、痛烈な皮肉も飛び交っています。

大阪・関西万博のトイレ問題は、ネット上で大きな波紋を広げています。公共施設のデザインは、見た目のおしゃれさと、利用者の利便性や実用性のどちらを優先すべきなのか?という議論を改めて考えさせられる一件となりました。
すでに万博は開幕しており、今から設計を変更するのは難しいかもしれません。ネットユーザーから「意識高い系デザインの末路」とまで揶揄されるこのトイレが、今後改善されることはあるのでしょうか…。
via: togetter