(画像出典:People、ワーナー・ブラザース映画)
以前から噂されていた通り、生粋のIMAX技術愛好家であるクリストファー・ノーランが、彼が監督・脚本を手掛ける最新のギリシャ神話叙事詩『オデッセイ』で最新型のIMAX撮影システムを採用する。この新型機は、従来モデルよりも軽量で、動作音がより静かになるという特徴があり、IMAX公式もこの事実を認めた。
IMAXのCEO、リチャード・ゲルフォンドは本日、記者会見で『オデッセイ』が映画史上初めて全編をフィルムIMAXカメラで撮影した作品となることを発表した。ノーランは撮影開始の1年前からIMAXにこの要望を伝えていたという。しかし、これを実現するのは容易ではなかった。IMAXカメラはフィルム交換に手間がかかり、動作音も大きいため、これまでは全編をフィルムIMAXで撮影することは困難だったからだ。しかし、長年の最も重要なパートナーであるノーランのために、IMAX社は技術的な限界を突破することに成功した。
(画像出典:People)
新型カメラは、全編IMAXで作品を届けたいというノーランの野心を満たすだけでなく、ノーラン作品で長らく指摘されてきた、BGMや効果音が大きすぎてセリフが聞き取りにくいという問題の改善も期待されている。しかし、ノーラン自身は、セリフよりも音が大きいのは、ミキシング時の彼自身の創作上の選択であり、技術的な問題ではないと説明しているため、この点での大きな変化はないかもしれない。
フィルム撮影に限定しなければ、デジタルとフィルムのIMAXカメラを併用して全編を撮影した作品には、『デューン 砂の惑星PART2』や『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』、『アベンジャーズ/エンドゲーム』などがある。