いよいよ次世代機『Nintendo Switch 2』の登場が迫る中、そのパッケージ版ゲームの仕様が明らかになってきました。
しかし、海外の有名ゲームメディア『TheGamer』の最新分析レポートによると、『Switch 2』では3種類の異なるパッケージ版ゲームカードが採用されるとのこと。技術的・商業的な背景はあるものの、これがユーザーに混乱と不便をもたらす可能性があると指摘されています。

レポートによると、『Switch 2』でも引き続きパッケージ版が展開され、『マリオカート ワールド』や『ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー』、『龍が如く0 誓いの場所』といった大作がローンチタイトルとして登場する予定です。しかし、これまでの単一規格だったゲームカードとは異なり、新ハードでは3種類のタイプに分かれ、カード上のコードで互換性や使用方法が区別されるようです。
LB:『Switch 2』専用のゲームカード。
LN:初代『Nintendo Switch』と『Switch 2』の両方で遊べる共通カード。
LP:いわゆる「ゲームキー」カードで、ライセンスのみを提供し、実際のゲーム内容はネットワーク経由でダウンロードが必要なタイプ。


中でも特に物議を醸しているのが、LPタイプの「ゲームキー」カード。『TheGamer』は、このカードがゲームデータを一切保存せず、まるで「物理的なライセンスコード」のようなもので、結局プレイヤーはゲーム内容をまるっとダウンロードする必要があると批判しています。
つまり、サーバーが停止したり、ネット環境がない場所では、このカードはただの「プラスチックの文鎮」と化してしまう可能性も指摘されています。
▼あるプレイヤーからは、「コードを気にしなければ、全然混乱しないよ。赤いカード=Switch 2専用、赤いカード+鍵マーク=ゲームキーカード、『Nintendo Switch 2 Edition』表記=両機種対応ってことだろ?」といった意見も。
▼また別のプレイヤーは、「パッケージの表記の方がカード本体よりよっぽど重要。誰もカードだけ見て判断しないって!」とコメントしています。
このタイプのカードは、現在、『スター・ウォーズ 無法者たち』、『ヒットマン』、『ソニック × シャドウ ジェネレーションズ』といった容量の大きいサードパーティ製タイトルで採用される見込みです。レポートによると、高容量のゲームカードは製造コストが高いため、予算を抑えるべく、開発元がゲームデータを全てカードに収めない「ゲームキー」方式を選択するケースが多いとのこと。
『TheGamer』は、たとえ『Switch 2』が完全な後方互換性を謳っていても、パッケージ版ゲームの利用方法が非常に細分化されてしまうと指摘。保護者やライトユーザーが、うっかりLBカード(Switch 2専用)を買ってしまい旧機種で遊べなかったり、大量ダウンロードが必要なゲームキーだと知らずに購入してしまい、ガッカリする可能性もあると警鐘を鳴らしています。

さらに、『TheGamer』は、この制度がパッケージ版ゲームの保存危機を加速させる可能性も警告しています。かつては、パッケージ版をコレクションすることが長期的な保存手段とされていましたが、今やゲームがダウンロードやサーバーサポートにますます依存するようになり、カード自体の保存価値が薄れつつある、と。
任天堂はまだ、このゲームカードの種類について明確な公式アナウンスや説明を行っていませんが、『TheGamer』は、この制度にはより分かりやすい表示とコミュニケーションが不可欠だと考えています。そうでなければ、シンプルで使いやすいことを売りにしている任天堂にとって、『Switch 2』発売初期の大きなコミュニケーション障壁となる恐れがあると結んでいます。
via: TheGamer