2024年3月に亡くなり、世界中の漫画・アニメファンに大きな悲しみをもたらした漫画家の鳥山明さん。今なお、多くのファンが稀代の漫画家に思いを寄せています。
そんな中、鳥山さんが生前に自宅兼仕事場として使用していた「BIRD STUDIO」で、解体工事が進められているとXで話題になっています。ひときわ目を引く個性的な建物としてファンにも知られていただけに、思い出の場所が姿を消してしまうことを惜しむ声が相次いでいます。

きっかけとなったのは、現地の様子を撮影したXユーザーの投稿です。愛知県清須市にあり、鳥山さんが長年暮らしながら「BIRD STUDIO」の仕事場として使用していた建物で、解体工事が始まったと伝えています。鮮やかな黄色が印象的な建物の周囲には、フェンスや養生シート、カラーコーンなどが設置されている様子が確認できます。
解体の理由は明らかになっていませんが、投稿者は相続税が関係している可能性を推測。土地や建物が個人名義だった場合は相続税の課税対象になるため、家族も建物を残したいと考えていたものの、税負担などを踏まえて苦渋の決断を下したのではないかとしています。
(注:あくまでXユーザーによる推測であり、実際の事情は公表されていません)
この建物は、『Dr.スランプ』が大ヒットした後の1983年に鳥山さん自身が設計したものとされ、『Dr.スランプ』や『ドラゴンボール』といった名作が生み出された仕事場でもあります。長年にわたり、鳥山作品のファンにとって特別な“聖地”として知られてきました。

一方、ファンからは現地への訪問を控えるよう呼びかける声も上がっています。工事中の写真や関連情報がネット上で広がり続ければ、遺族の心情を傷つけるだけでなく、近隣住民の日常生活にも負担や迷惑をかける可能性があります。
現地を訪れる人が増えれば、思わぬ混乱につながりかねません。そのため、少なくとも工事が終わるまでは、静かに見守ってほしいと呼びかけています。
また、工事終了後についても、特別な事情がない限り観光目的で訪れたり、近隣住民の迷惑となるような立ち入り行為をしたりしないよう求めています。注目を集めている場所だからこそ、鳥山さんの遺族や近隣住民への配慮を忘れず、節度ある行動で敬意を示したいところです。
数え切れないほどの思い出と名作を生み出してきた鳥山さんの仕事場が姿を消すことは、ファンにとってやはり寂しいものです。解体に至った詳しい理由については、今後の公式発表や遺族からの説明を待つことになりそうです。