初代Switchで1000万円稼いだ転売ヤーに直撃!「まだ本気じゃない」「Switch 2の主戦場はこれから」と不敵な笑み

本日6月5日、ついに発売されたNintendo Switch 2。発売初日からフリマアプリなどでは早速、高額転売が横行しており、定価の30%以上で出品されるケースもザラに見られます。初回出荷分は抽選販売が中心で、その倍率の高さから入手は困難を極め、SNSでは当選報告を横目に、落選したユーザーたちの悲しみの声が溢れています。

そんな状況の中、週刊誌『日刊SPA!』が、なんと初代Switchの転売だけで約1000万円を稼ぎ出したという猛者に直撃インタビューを敢行。プロの転売ヤーは、この"Switch 2狂騒曲"をどう見ているのでしょうか?

インタビューが行われたのは発売の1週間前。しかし、彼の口ぶりは意外にも冷静だったといいます。

「俺らみたいな業者は、まだ本気を出してないですよ。抽選販売がメインの時期は、タマ数(在庫)が少なすぎて大量にさばけないし、安定して稼げないんで。初動の転売価格は7万円前後ってとこかな。当たったら売るし、外れても別にいいやって感じですね」と語る彼。発売直後は高値で売れるものの、供給が不安定なため利益は限定的。本格的に稼ぐタイミングは今ではないと断言します。

▼発売初日のメルカリでの転売価格

彼らにとって、発売初期は主戦場ではないとのこと。「普通に誰でも買えるようになってからが、俺たちの本番」なのだとか。初代Switchで最も稼げたのは、「市場価格が定価を少しだけ上回り、それが長期間安定している」時期だったと明かします。

「初代Switchは相場が全然落ちなくて、Switch 2が発表される直前まで、買取価格が定価の95%くらいあった。これがウマいんですよ。Yahoo!ショッピングや楽天のポイントキャンペーン、あとは地方限定のキャッシュレス決済キャンペーンなんかを組み合わせて、ポイント分を丸々利益にするんです」

「例えば、楽天のポイント還元で実質数百円安く仕入れて、それを買取業者に流すだけで、1台あたり3000円くらいの利益になる。月に30~40台さばけば、それだけで月10万円の副収入。任天堂サマサマですよ。感謝しかない(笑)」

この手法で、彼は2019年だけで楽天経由で250台以上のSwitchを購入したとのこと。当時の品薄と瞬殺の裏には、こうした"プロ"の存在があったわけですね。

「まだ本気じゃない」と嘯(うそぶ)きつつも、各社の抽選販売にはきっちり参加しているようです。最近は販売店側も「自社のクレジットカード保有者限定」や「過去の購入実績がある会員限定」といった条件を設けるなど、対策を強化していると語ります。そして、「今回のSwitch 2は、任天堂も本気で俺ら対策をしてきてる」と認めます。「初代のときは、日本で安く買って、中国とかロシアに流すのがめちゃくちゃ儲かった。向こうは買取価格も需要も高かったから」

「でも今回は賢い。日本版が定価49,980円なのに対して、多言語対応のインターナショナル版は69,980円。きっちり2万円の価格差をつけて、しかも公式ストアでしか買えないようにした。これで海外への輸出ルートはほぼ潰された。この手はえげつない。感心したね」

また、本体価格が5万円近くと高額なため、ライトユーザー層が買い控え、しばらくは初代機で遊び続ける可能性も指摘。「そうなると市場の需要が少し冷え込んで、買取価格や利益率にも影響が出るかもしれない」と分析します。しかし、最後はこう笑い飛ばしたそうです。「まあ、Switch 2が儲からなくても、次のターゲットを探すだけ。儲かる商品は他にいくらでもあるんでね。任天堂だけが金のなる木じゃない。ダメなら次、ってだけですよ」

こうした転売行為は、特にSNS上で常に激しい批判に晒されています。「買えないのは転売ヤーのせい」「子供のプレゼントなのに…」といった悲痛な叫びは、もはや日常風景です。しかし、彼は意に介さない様子。「まったく気にしてないですね。だって、合法的に買って、合法的に売ってるだけ。何が問題なんです? 犯罪じゃないでしょ。仲間内で『俺らって、そんなに叩かれてんの?』って話になっても、みんな笑ってますよ」

さらに、こうも言い放ちます。「叩かれていちいち傷つくようなメンタルじゃ、この商売はやってけない。だって、いくら罵倒されても俺らの収入には1円も影響ないですから。そんな感情論に付き合うより、1台でも多くさばいた方がマシ。転売ヤーを根絶? 無理でしょ。俺らはゴキブリみたいなもんですから」

今後の展望を尋ねられると、彼は悪びれる様子もなくこう答えたそうです。「初代SwitchだろうがPS5だろうが、俺らが狙うのは単純に『それが儲かるから』。特定のメーカーに恨みがあるわけでも、その商品が好きだからやってるわけでもない。ただ、そこに儲かるチャンスがあるからやる。それだけです」

市場に需要がある限り、彼らのような転売ヤーがいなくなることはないのでしょう。Nintendo Switch 2の発売は、再び彼らを世間の注目の的としましたが、どうやら本当の"主戦場"はまだ先のようです。

via: 日刊SPA!