先日発売されたばかりのNintendo Switch 2ですが、案の定、発売初日からフリマサイトには大量の転売品が出品される事態に。抽選販売の倍率は非常に高く、SNSでは「また外れた…」「当選報告うらやましすぎる」といった悲鳴がこだましています。これだけの大人気ハードとなれば、一儲けを企む転売ヤーが群がるのも無理はありません。
そんな中、日本のメディア週刊女性PRIMEが報じた任天堂のある“戦略”が話題を呼んでいます。なんと、多くの人が見過ごしていた「保証書」の存在が、転売ヤーたちにとって強烈なカウンターになっているというのです。

記事に登場したゲーム市場に詳しいITジャーナリストによると、転売品に手を出す人々は、すでに任天堂が仕掛けた巧妙な“罠”にハマっているとのこと。
もし幸運にもSwitch 2をゲットできた方は、箱の中身を改めて確認してみてください。あるはずのモノがない、という奇妙な事実に気づくはずです。そう、本来なら同梱されているはずの「保証書」が見当たらないのです!
ご存知の通り、ゲーム機や家電製品には、取扱説明書と一緒に保証書が同梱されているのが一般的です。万が一の故障や修理の際に必須となる大切な書類ですよね。初代Nintendo Switchでは、外箱の側面に保証書が印刷されていました。
しかし、今回のSwitch 2にはそれがないのです! 任天堂公式サイトのサポートページにも、「Nintendo Switch 2に保証書は付属していません。」とはっきりと記載されています。

そう、あるはずの保証書が、今回はバッサリと廃止されたのです。では、もし故障してしまった場合、どうやって修理に出せばいいのでしょうか?
公式サイトの答えは明快です。「購入時のレシートや納品書など、購入を証明できる書類をご用意ください。」
つまり、今後Switch 2の修理を依頼する際には、購入した店舗の「レシート」や、公式オンラインストアなどで購入した際の「納品書」といった、正規の購入証明が必須になる、というわけです。

「それがどうしたの?」と思うかもしれませんが、ここからが任天堂の巧妙なところ。例えば、フリマアプリで69,999円という高額で出品されている『Switch 2 マリオカート ワールド セット』の商品説明欄を見てみると、こんな一文が添えられていることがあります。「納品書は個人情報が記載されているため、お付けできません。ご了承いただける方のみご購入ください。」
なぜ納品書を付けたがらないのか? それは、転売ヤーが最も恐れる「身元の特定」に繋がるからです。
レシートや納品書には、購入者の氏名や住所、さらには購入店舗や取引番号といった個人情報が満載です。これらはすべて、誰が転売しているのかを突き止めるための重要な手がかりになり得ます。そのため、多くの転売ヤーはこれらの書類を同梱せず、「保証書・納品書なし」と明記して出品するのです。つまり、転売品を購入するということは、事実上、メーカー保証を放棄することと同義であり、修理が必要になった場合はすべて有償になる可能性が極めて高いのです。
▼ 初代Switchでは、外箱の保証書欄に販売店のスタンプが押されるのが一般的でした。

任天堂のサポートページでは、さらにこう補足されています。「保証書がない場合、保証期間内であっても、製品の状態が規定に適合しないと判断された際には有償修理となることがあります。」たとえ新品で保証期間内だとしても、購入証明がなかったり、その他何らかの「規定外」の状況が確認されたりした場合、任天堂は修理費用を請求する権利がある、ということです。

中には「転売ヤーへの“お布施”だ」と割り切って、高額でもいち早く手に入れたいと考える人もいるかもしれません。しかし、任天堂のこの一手は、転売品は価格が高いだけでなく、その後のメーカー保証という大事な権利まで失うことになる、という明確なメッセージなのです。
メーカー保証なしのSwitch 2を、いつ壊れるかビクビクしながら遊ぶ…果たして、その代償を払ってまで手に入れる価値は本当にあるのでしょうか?
via: 任天堂支援中心