6月末に配信されたカプコンの大人気タイトル『モンスターハンターワイルズ』の無料アップデート第2弾が、思わぬ炎上騒ぎを巻き起こしています。アップデート後、多くのプレイヤーからクラッシュやフリーズが多発するとの報告が相次ぎ、品質管理の問題を指摘する声とともに、大量の低評価が寄せられる事態となっています。
そんな中、7月22日から24日にかけて開催予定の日本国内最大級のゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2025」にて、『モンスターハンターワイルズ』のパフォーマンス最適化に関するセッションが予定されていました。しかし、主催者側は最近になって公式サイトのタイムテーブルからこのセッションを告知なく削除。中止の理由は明かされていませんが、これには多くのプレイヤーから「今の状態で最適化を語るなんてお笑い種だ」と、皮肉めいた声が上がっています。

「CEDEC(コンピュータエンターテインメントデベロッパーズカンファレンス)」は、ゲームに関する技術や知識を共有する、日本最大級の開発者向け会議です。毎年3日間にわたって開催され、エンジニアリング、ビジュアルアーツ、サウンド、ゲームデザインなど7つの分野で約200ものセッションが行われる、多くのゲーム開発者にとって年に一度のビッグイベントとなっています。

中止となったセッションのタイトルは「『モンスターハンターワイルズ』を快適な動作に導く!パフォーマンス調整の全て」。カプコンによって7月24日に実施される予定でした。このセッションは急遽中止となりましたが、「モンスターハンターシリーズ 21年の継続と仕掛け」など、同社が担当する他のセッションは予定通り開催される模様です。
このセッションタイトルは、昨今の『モンスターハンターワイルズ』がプレイヤーから動作の不安定さを厳しく批判されている状況を考えると、あまりにも皮肉が効きすぎています。ネット上では「自分たちのゲームすらまともに動かせないのに、開発者会議で最適化を語るなんて」「中止したのは、さすがにこのテーマで話す勇気がなかったんだろう」といった、辛辣なコメントが飛び交っています。
▼ 開催が予定されていた「『モンスターハンターワイルズ』を快適な動作に導く!パフォーマンス調整の全て」のセッション情報。

『モンスターハンターワイルズ』は今年2月末に発売され、3月には全世界での販売本数が1000万本を突破するなど、ロケットスタートを切りました。しかし、リリース直後から特にPC版プレイヤーを中心に動作の不安定さやコンテンツ不足を指摘する声が上がり、評価は急落。7月7日時点で、Steamでの総合評価は「賛否両論」、最近のレビューに至っては「圧倒的に不評」となっています。

これまでにも修正パッチが何度か配信されていますが、プレイヤーからの安定性に関する不満の声は止みません。こうした状況を受け、カプコンは7月4日に今後のロードマップを公開。修正済みの項目や今後追加予定の機能、そして既知の問題点などを詳細にリストアップし、プレイヤーとのコミュニケーションを強化する姿勢を見せました。また、一部の不具合については、当初の予定を前倒しで修正し、プレイヤー体験の向上に努めるとしています。

とはいえ、一連の対応が果たしてプレイヤーの信頼を取り戻すことに繋がるのか、今後の動向が注目されます。
via: itmedia