ソニー生命保険が、日本全国の中高生1000人を対象に実施した「中高生の将来の夢に関する意識調査」の結果が話題を呼んでいます。イマドキの若者たちは、一体どんな未来を描いているのでしょうか?
調査結果によると、昨年まで男子中学生の憧れの職業でトップだった「YouTuberなどの動画配信者」が、なんと今年は3位にランクダウン!そして、まさかの「公務員」が1位に輝き、ネットでは驚きの声が上がっています。

女子中学生のランキングでは、1位が「歌手・俳優・声優などの芸能人」、2位が「公務員」という結果に。一方、男子中学生では1位が「公務員」、2位が「プロスポーツ選手」、そして昨年トップだった「YouTuberなどの動画配信者」は3位という結果になりました。

この傾向は高校生になるとさらに顕著になり、なんと男女ともに「公務員」が堂々の1位を獲得。男子の2位は「ITエンジニア・プログラマー」、女子の2位は「教師」がランクインしています。

この結果について、集英社オンラインが街頭インタビューを実施。世間の声を聞いてみると…。
「YouTuberは見るものであって、なるものじゃない」という辛辣な意見が。最近は不祥事を起こしては炎上、謝罪動画をアップして活動休止…という流れもお決まりのパターンになっており、「界隈がゴタゴタしているイメージ」が定着しつつあるようです。
また、「今から新規参入して人気になるのは至難の業では?」「『〇〇やってみた』だけじゃもうウケないし、常に新しいことをしないと飽きられる」「規制も厳しくなって、新人が生き残るのは無理ゲー」といった声も多く、YouTubeがすでに「レッドオーシャン」であるという認識が広がっていることが伺えます。

YouTuberを本業にするのはハードルが高いものの、「副業ならアリかも」と考える人も。最近はライブ配信やショート動画が主流になってきており、より手軽に視聴者と交流できる点が魅力ですが、ネットに顔を出すリスクは常に付きまといます。

一方、なぜ公務員が人気なのでしょうか。その理由はやはり「休日がカレンダー通り」「給料が安定している」「クビになる心配がない」といった安定性にあるようです。給料が爆発的に上がることはなくても、堅実な生活が送れるという安心感。かつて一世を風靡した「好きなことで、生きていく」というキャッチコピーは、今の若者にはあまり響かなくなっているのかもしれません。

ただ、この調査結果に対してネット上では「物価高と円安が進む中で、給料が上がりにくい公務員を目指すのはどうなのか」「もっと夢のある仕事を目指してほしい」といった意見も。とはいえ、「公務員」と一括りに言っても、警察官、消防士、教師などその職種は多岐にわたるため、一概には言えない部分もありそうです。

とはいえ、若者たちの間で「安定志向」が強まっているのは事実のようです。先行き不透明な社会情勢の中、堅実な未来を望むのは自然なことなのかもしれません。創造性を重んじる日本にとって、Z世代が描く未来像がどうなっていくのか、今後の動向が気になりますね。
via: 集英社オンライン