「ノーベル賞の“制御性T細胞”って…『はたらく細胞』のあのお姉さんじゃん!」ネットで話題沸騰

2025年のノーベル賞が10月6日から順次発表され、その皮切りとなる医学生理学賞は、「制御性T細胞」を発見した3人の免疫学者に贈られることが決定しました。

受賞者の一人が大阪大学の坂口志文特任教授であること、そしてこの細胞が、人体をテーマにした大人気アニメ『はたらく細胞』にも登場することから、ネット上では大きな話題となっています。

2021年に物理学賞を受賞した真鍋淑郎さんに続き、日本人としては29人目のノーベル賞受賞者の誕生です! 坂口さんは、医学生理学賞では6人目の日本人受賞者となります。

坂口教授の大きな功績は、免疫システムが自分自身を攻撃しないようにする「免疫寛容」の重要なメカニズムを解明したことです。1995年には、免疫の過剰な働きを抑える特殊なリンパ球である「制御性T細胞」を特定するマーカー分子を発見し、論文を発表。この発見は、全身性エリテマトーデスや1型糖尿病といった自己免疫疾患の原因解明に新たな道を開きました。近年では、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を用いて制御性T細胞を大量に作り出す研究も進められており、臨床応用への期待が高まっています。

ちなみに、アニメ『はたらく細胞』に登場する「制御性T細胞」は、「T細胞の暴走を止め、免疫系のバランスを保ち、異常な反応を防ぐ」という役割を担う、非常に重要かつ冷静沈着なキャラクターとして描かれています。

坂口教授の受賞が発表されると、アニメで制御性T細胞役を演じた声優の早見沙織さんも自身のX(旧Twitter)を更新。「ご受賞おめでとうございます!」と祝福し、「『はたらく細胞』にて制御性T細胞の声を担当させて頂いた身として、この機会に改めて、制御性T細胞について学んでみたいと思います!」と投稿しました。

ネット上でも、「今年のノーベル医学生理学賞が制御性T細胞って聞いて、真っ先に『はたらく細胞』が浮かんだ。調べたらやっぱり出てた! 今回のテーマ、大人より子供の方が詳しいんじゃないか?」「『はたらく細胞』大好きな長男が、ニュースで受賞を知るやいなや機能をペラペラ解説し始めたんだけど、その後のNHKの解説とほぼ同じ内容でビビったw」など、面白い反応が続々と寄せられています。

ほかにも、「坂口教授が制御性T細胞の発見者だったのか! 『はたらく細胞』のおかげでめっちゃ印象に残ってる」「ニュースで制御性T細胞って聞いて、なんか聞き覚えあるなーと思ったら、やっぱり『はたらく細胞』のあのお姉さんか!」といったコメントも見られました。

アニメを楽しみながら、知らず知らずのうちに免疫学の知識が身についていた、という人も多いようですね。『はたらく細胞』が、今回のノーベル賞というアカデミックな話題とアニメファンを繋ぐ、意外な架け橋となったようです!