100円ショップで手に入るアイテムは、時に驚くべきクオリティの作品を生み出します。最近、あるクリエイターが100均の粘土だけを使い、『ジョジョの奇妙な冒険』の宿敵「DIO」の等身大胸像を制作し、X(旧Twitter)で大きな話題を呼んでいます。
そのあまりにリアルな造形、骨格や筋肉のディテールに、ネットからは「これが人間業…?」「技術が神がかってる」と驚きの声が殺到しています。

この胸像を制作したのは、YouTubeチャンネル「Challenge Clay Craft」で活動する模型制作者さん。過去にも同様の手法で空条承太郎やジョルノ・ジョバァーナといったキャラクターの胸像を手がけ、その都度大きな注目を集めてきました。

今回のテーマは、『ジョジョ』第三部「スターダストクルセイダース」に登場するDIO。主な材料は、なんとダイソーで販売されている石粉粘土で、その使用量は驚異の363個にも及んだとのこと。

制作は顔からスタート。ホッケーマスクを土台に粘土を盛り付けて形を整え、目や唇などの細部を丁寧に作り込んでいきます。続いて胴体部分へ。針金と紙で骨格を作り、その上から粘土を幾重にも重ねて肉付けしていきます。

制作途中には、DIOが吸血鬼になるきっかけとなった「石仮面」を装着させる一幕も。原作ファンにはたまらない、遊び心あふれる演出ですね!

そして、この作品の凄まじいこだわりが、胴体の制作過程にあります。なんと、第三部でDIOがジョナサンの肉体を乗っ取っているという設定を忠実に再現するため、まずは第一部の主人公、ジョナサン・ジョースターの肉体から作り始めたのです。鎖骨や背骨から、斜角筋、僧帽筋に至るまで、人体構造に沿って筋肉を一層一層盛り付け、頸動脈まで精巧に再現。これらの部分は完成後にはほとんど隠れてしまうにもかかわらず、「見えなくても作る」という徹底ぶり。すべては、作品に究極のリアリティを宿すためなのです。




そして、ジョナサンの肉体が完成すると、物語の設定通りにその首を切断。そこにDIOの頭部を接続し、生々しい縫合跡まで彫刻で再現します。最後にDIOの象徴である逆立つ金髪と、ジョースター家の星形のアザを加え、ついに胸像は完成。その圧倒的な存在感は、まさに原作の「時を止める男」そのものです。


▼ ジョナサンの頭部と交換


▼ DIOの頭部を装着!





制作期間5ヶ月を費やしたというこのDIOの胸像。動画が公開されると、コメント欄は絶賛の嵐に。「筋肉のディテールがエグい」「もはや美術ではなく解剖学」「リアルすぎて次の瞬間『無駄無駄無駄!』って言いそう」「造形力+画力が異常。何者なんだこの人」「21世紀のミケランジェロだ…」など、その神業に度肝を抜かれたという声が多数寄せられています。
▼ 制作過程の動画はこちら