株式会社カプコンは2025年10月29日、2026年3月期 第2四半期(2025年4月~9月)の決算を発表しました。売上高、営業利益、純利益ともに大幅な増収増益を達成し、業績は絶好調です。しかしその一方で、今年2月に発売されたシリーズ最新作『モンスターハンターワイルズ』の販売本数が、発売から半年間で前作『モンスターハンターライズ』(2021年発売)に及ばなかったことが、業界やファンの間で注目を集めています。

決算資料によると、『ワイルズ』の4月から9月末までの販売本数は63万7000本。これに対し、『ライズ』は発売後の同期間で64万3000本を販売しており、わずかながら最新作を上回る結果となりました。累計販売本数では、『ワイルズ』が1074万5000本、『ライズ』が1781万9000本となっています。
この点についてカプコンは、『ワイルズ』の発売が前作『ライズ』の販売を再び活性化させる効果をもたらし、シリーズ全体の売上は成長を続けていると説明しています。


『モンスターハンターワイルズ』は、シリーズで初めてPlayStation 5、Xbox Series X|S、PCで同時発売されたタイトル。2月28日の発売からわずか1ヶ月で1000万本を突破し、シリーズ最速記録を更新するなど、ロケットスタートを切りました。しかし、発売後には一部のプレイヤーから「ボリューム不足」や「バグの多さ」といった声もあがり、その後の半年間での売上の伸びは緩やかになったと見られています。
とはいえ、カプコン全体の業績は非常に好調です。上半期の売上高は811億5200万円(前年同期比43.9%増)、営業利益は393億3300万円(同89.8%増)、純利益は275億1400万円(同80.1%増)を記録しました。業界では、『ワイルズ』の売上ペースの鈍化はユーザーからのシビアな評価を反映しているものの、カプコンの多様なタイトルラインナップと、過去作の安定した売上が、引き続き高い収益性を支えているとの見方が示されています。
via: ITmedia NEWS