細田守監督の最新作『Scarlet 終わらないスカーレット』、SNSで「今年ワースト」と酷評の嵐 ネットでの口コミ評価が雪崩を打って崩壊か

『時をかける少女』などで知られる細田守監督が脚本も手がけた最新作、映画『Scarlet 終わらないスカーレット』が11月21日より公開されました。しかし、公開前から監督自身が脚本を手がけることへの不安の声が一部で上がっていたことに加え、9月のヴェネツィア国際映画祭でのプレミア上映の評判も芳しくなかったようです。

そして公開後、SNS上では本作に対するネガティブな感想が続出。公開から1週間も経たないうちに劇場はガラガラという報告も相次ぎ、ある意味で大きな話題となっています。

公開初日の21日から、早速劇場へ足を運んだアニメファンも多かったようですが、SNSのタイムラインを覗いてみても、好意的な意見はほとんど見当たりません。「細田守監督作品」という大きな看板が、かえって厳しい評価を招いているようです。

ネット上では、「信じられないくらいクソつまらない。今年のワースト映画だ」「『白雪姫』よりひどい」「インフルエンザの時に見る悪夢」「地獄」「ヘタクソで退屈な講演を2時間聞かされている気分」といった辛辣なコメントが並びます。さらに、「意味不明な歌と踊りのシーンの前後で頭痛がしてきて絶望した。みんな逃げて…」といった悲鳴のような感想も投稿されています。

また、別のユーザーからは「初日に鑑賞。めちゃくちゃ眠かったけど頑張って観た。感想はただ一言、マジで“今年ワースト”」との声も。

中には、鑑賞した時間を後悔する声も多く、「芦田愛菜ちゃんはもうこんな仕事受けちゃダメだ…黒歴史になるぞ」「シェイクスピアをやりたいなら、もっと骨太に作ってくれ」「細田監督って毎回『え?なんでエッチな方向に考えるの?君の心が不純なんじゃない?』みたいな演出やるよね」といった、具体的なダメ出しも多数見受けられます。

こうした状況を受け、多くのファンが「細田監督はもう脚本を書くべきではない」と指摘。かつてタッグを組み、『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』といった名作を生み出した脚本家・奥寺佐渡子氏に任せるべきだという意見が噴出しています。ちなみに、その奥寺氏が今年脚本を手がけた映画『国宝』は、日本の実写映画で歴代興行収入1位を記録する大ヒットとなっています。

また、「物語の骨子はあるんだろうけど、例えるならYOASOBIの楽曲『UNDEAD』で3分あれば語れる内容を、無理やり2時間のアニメ映画に引き伸ばしたみたいで、とにかく退屈だった」という的確(?)な比喩も飛び出しています。

もちろん、すべてが酷評というわけではありません。一部の観客からは、劇中での芦田愛菜さんの演技と歌唱を絶賛する声や、背景美術や水の表現といった作画面でのクオリティを評価する声も上がっています。

しかし、こうしたネットでの評判が影響してか、劇場に足を運ぶ観客は少ないようです。公開初日の21日、横浜駅近くのシネコンでは、客席がほとんど埋まらない回もあったとの報告が上がっています。

先週末の3連休最終日には、都内の映画館で上映開始直前の予約状況がわずか1席だったという衝撃的な画像も拡散されました。ネットでの口コミ評価が興行に与える影響の大きさを物語っており、公開3日目にして、すでに1ヶ月以上公開されている作品よりも客入りが悪いという異常事態となっています。

もちろん、映画の評価は個人の好みに大きく左右されるものです。しかし、今回の『Scarlet 終わらないスカーレット』を巡るネット上の反応は、あまりにも厳しいものが多いのが現状です。2021年に公開され、興行収入66億円を記録した前作『竜とそばかすの姫』のような大ヒットは難しいかもしれません。果たして本当に「今年ワースト」なのか、気になる方はご自身の目で確かめてみてはいかがでしょうか…。