最近のAIイラスト技術の進化は目覚ましく、手軽にハイクオリティなイラストが生成できるようになり、その一方で様々な議論も巻き起こっていますよね。
そんな中、集英社が主催する「Young Jump 新人漫画大賞」(第36回)で佳作を受賞した作品『御国の羽々斬様』(作者:森永うるぶん)に、AI作画疑惑が浮上し、X(旧Twitter)上で大きな話題となっています。現時点では確定情報ではありませんが、「AIを使った作品で応募するのはアリなのか?」と、ネット上では議論が白熱しているんです。

実はこの作品、今年9月に「佳作+月間ベスト+初投稿賞」をトリプル受賞しており、賞金総額はなんと43万円!
公式の講評では、「画力は非常に高く、サービス精神も旺盛。アクションシーンや見せ場もしっかり描けていて、全体的に丁寧な作り込みが感じられます。ただ、キャラクター設定やストーリー構成には改善の余地があり、特に設定が複雑で説明不足なため、読みにくさが目立つ点が惜しいです。」と評価されていました。
この疑惑が持ち上がったのは、とあるXユーザーの投稿がきっかけ。AI作画疑惑のある作品が佳作に選ばれ、43万円もの賞金を獲得したことに対し、「作画に不自然な点が多すぎる」と疑問を呈したんです。

具体的な指摘としては、「女性キャラの顔にヒゲのような線がある」「子どもの目が溶けているように見えるなど、AIイラストでよく見られる“破綻”が見られる」といった点が挙げられています。

他にも「キャラクターの眼鏡や髪型が統一されていない」「ポーズや服装が不自然で違和感がある」など、AI生成イラストで頻繁に見られる特徴が多数指摘されており、ネット上での議論は加熱する一方。しかし、現時点ではAI使用を裏付ける確たる証拠はなく、あくまで読者の皆さんの「疑惑」に留まっています。


「Young Jump 新人漫画大賞」の公式Xアカウントの投稿には、AI使用疑惑のある作品が受賞したことに対し、「審査が甘すぎる」「失望した」といった批判の声が殺到しています。

ちなみに、新人漫画大賞の応募規約には、AIの使用を明確に禁止する条項は一切なく、投稿者にAI使用の有無を申告する義務もありません。
規約の主なポイントは、「未発表のオリジナル作品であること」「他者の著作権などの権利を侵害しないこと」「もし権利侵害が認められた場合、受賞発表後でも受賞を取り消す可能性があること」のみ。つまり、現在の規約では「他者の権利を侵害しているか否か」が重要視されており、制作手法については問われていないんです。

もちろん、現時点ではAI使用の明確な証拠はなく、作者さんもSNSを利用していないため、直接的なコメントは得られていません。しかし、これだけネット上で議論が巻き起こっている以上、近いうちに公式から何らかの説明があるかもしれませんね。
▼受賞作『御国の羽々斬様』は、なんと声優さんによるボイスコミックも公開されています!