中国外交部と国防部は、日本の高市早苗経済安全保障担当大臣による「台湾有事」関連の発言に対し、複数回にわたり警告声明を発表。中国国民の日本への渡航を抑制する動きも見せるなど、日中関係は緊迫の度を増しています。
そんな中、中国国内で予定されていた日本の歌手や声優、アニメ関連のイベントが、この影響で相次いで中止に追い込まれる事態となっています。特に上海で開催された「バンダイナムコ嘉年華」では、アーティストのパフォーマンス中に突然ステージの電源が落とされ、イベントが強制的に中断されるという前代未聞の出来事も発生。このニュースは日本のSNSでも大きな話題を呼んでいます。

「バンダイナムコ嘉年華」のステージで、歌手の大槻真希さんがアニメ『ONE PIECE』のエンディングテーマ「memories」を熱唱していたところ、突如として音響、照明、背後のスクリーンが全てシャットダウン。何が起こったのか分からず戸惑う大槻さんと観客。機材トラブルかと思われましたが、その後スタッフがステージに上がり、大槻さんに降壇を促すという異様な光景が繰り広げられました。会場には、ただただ呆然とするファンの姿が残されました。
上海在住の日本人ユーザーによると、現在中国当局が日本語楽曲のパフォーマンスを全面的に禁止するよう指示を出したとの噂が広まっており、中国人アーティストによる歌唱も対象とされているとのこと。中止やキャンセルが相次いでいるのは、最近の日中関係の緊張が原因とみられており、すでにイベント看板の撤去も始まっています。「バンダイナムコ嘉年華」は本来30日までの開催予定でしたが、今後の日程は全てキャンセルされる見込みです。


この影響は他のイベントにも広がっています。歌手の浜崎あゆみさんは、すでに上海でコンサートステージの設営まで進んでいたにもかかわらず、急遽公演の中止を決定。自身のInstagramのストーリーズで、公演を心待ちにしていたファンへ謝罪のメッセージを発信しました。

また、11月末から12月にかけて杭州と北京で予定されていたミュージカル『美少女戦士セーラームーン』も、公式サイト上で「諸般の事情」を理由に公演中止が発表されました。

さらに、上海で開催予定だった「ウルトラマン60周年テーマ展」では、ウルトラマンのデザインを手がけた丸山浩氏のサイン会が直前にキャンセルとなり、多くのファンから悲しみの声が上がっています。
バーチャルシンガーの花譜さんが11月29日・30日に上海で開催を予定していたソロライブ『花譜China 1st Solo Live「宿声」』も、「不可抗力」を理由に中止が決定。チケットは払い戻し対応となりました。

アニメ音楽イベント「LisAni! LIVE SHANGHAI 2025」も、開催前日に突如として中止が告知されました。

そして、『ラブライブ!サンシャイン!!』渡辺曜役などで知られる声優の斉藤朱夏さんが12月6日に行う予定だった公演も、本日「不可抗力」のため中止となることが発表されました。

このように、現在中国では日本に関連する多くのイベントが「不可抗力」という言葉と共に中止に追い込まれています。緊迫する政治情勢が背景にあることは想像に難くなく、この状況がいつまで続くのか、現地のファンがこの事態をどう受け止めるのか、今後の動向が注視されます…。