ガンプラを組み立てるモデラーならおなじみの、箱に書かれた「HG」や「MG」といったグレード表記。しかし、これからガンプラを始めようという初心者にとっては、それぞれの違いがちょっと分かりにくいかもしれません。
そんな中、X(旧Twitter)でとある模型店「ホビーショップroot」さんが投稿した、ガンプラプレイヤーなら誰もが頷くであろう秀逸なグレード解説が話題に。「完全に要点を突いている」と、多くのモデラーから共感の声が寄せられています。

こちらが、お店のショーウインドウに貼り出されたという解説POP。そこには、各グレードが非常に分かりやすく、そしてユーモラスに説明されています。
PG(パーフェクトグレード)=「超でかい、超こまかい」
MG(マスターグレード)=「でかい、こまかい」
なるほど、これなら初心者にも一目瞭然!…と思いきや、ひときわ異彩を放っているのが「RG」の項目。本来は「リアルグレード」のはずが、そこにはなんと衝撃的な一言が!
RG=Rougan Goroshi(老眼殺し)
さらに「ちいさい、超こまかい、目がしぬ」という、もはや魂の叫びのような補足説明まで添えられています。店主さん自ら「新規客を呼び込むために、ショーウインドウにネタ画像を貼る模型屋の店主」と自虐しているのも笑いを誘います。
しかし、このユニークな解説が生まれた背景には、実は模型店が抱える切実な事情があるようです。店主さんによると、近年のガンプラブームは数年続いていますが、人気キットほど入手困難になる一方で、生産数の多い定番キットはベテランモデラーには行き渡っており、売れ行きが伸び悩んでいるとのこと。
結果として、人気キットは入荷できず、定番キットは立地の良い大型量販店に客足が流れてしまうという悪循環に。一見盛り上がっているように見える模型業界ですが、実は多くの個人店が厳しい状況に置かれているのだとか。そこで、なんとか新規のお客さんを呼び込もうと、12月初旬から毎日このような「ネタPOP」を店先に掲示し、道行く人の気を引く作戦に出たそうです。

それにしても、なぜRGを「老眼殺し」と表現したのでしょうか。店主さんは「ふと思いついたネタです」と正直に明かしてくれました。
なんでも、お客さんから「老眼がつらくて…」という嘆きをよく聞いていたそうで、特に1/144スケールながらMG並みのパーツ分割を誇るRGシリーズは、ベテランモデラーの目にもかなり厳しいものがあるようです。今回の投稿がネットで大きな反響を呼んだことについて、店主さんは「以前から老眼ネタはウケが良かったので、やっぱりお客さんの年齢層は高めなんですかね。若い人にももっと来てほしいです」と笑顔で語ってくれました。

モデラーの皆さん、RGシリーズはやはり「老眼殺し」でしょうか? この痛みを実感するには、もう少し“人生の経験値”が必要なのかもしれませんね(笑)。